暗殺者、野風

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年06月01日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
384
ISBN:
9784041054833

暗殺者、野風

  • 著者 武内 涼
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年06月01日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
384
ISBN:
9784041054833

謙信暗殺の密命を受けた刺客は、美しい女だった。

永禄四年(一五六一)九月。武田信玄と上杉謙信は川中島で対峙していた。時を同じくして、謙信の首を獲れという密命を受け、故郷の村をあとにした少女がいた。名は、野風。野花(はな)に似た凜とした美しさをもつその少女は、暗殺者の隠れ里から選ばれた最強の刺客であった。一方、野風を阻止すべく、敵方からは〈多聞衆(たもんしゅう)〉という、屈指の猛者で組織された用心棒集団が野に放たれる。死んでゆく仲間、裏切り、蹂躙される故郷(ふるさと)……湧き上がる怒りと哀しみが、孤独な野風を、恐るべき速さで敵を斬り裂く、赤き鬼神に変えてゆく――。
「哀しみよ、あたしの前から消えてしまえ。」
時代小説界に革命を起こす、最強・最速、超絶刺客エンタテインメント!
永禄四年(一五六一)九月。武田信玄と上杉謙信は川中島で対峙していた。時を同じくして、謙信の首を獲れという密命を受け、故郷の村をあとにした少女がいた。名は、野風。野花(はな)に似た凜とした美しさをもつその少女は、暗殺者の隠れ里から選ばれた最強の刺客であった。一方、野風を阻止すべく、敵方からは〈多聞衆(たもんしゅう)〉という、屈指の猛者で組織された用心棒集団が野に放たれる。死んでゆく仲間、裏切り、蹂躙される故郷(ふるさと)……湧き上がる怒りと哀しみが、孤独な野風を、恐るべき速さで敵を斬り裂く、赤き鬼神に変えてゆく――。
「哀しみよ、あたしの前から消えてしまえ。」
時代小説界に革命を起こす、最強・最速、超絶刺客エンタテインメント!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目 次

序  
野風  
刺客の森 
旅立ち 
戦鬼  
刃  
風雲・川中島 
奇襲 
異変 
妻女山 
軍議  
八幡原の死闘  

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武内涼『暗殺者、野風』あらすじPV

「暗殺者、野風」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 武内涼さん初読み。「『槐』が時代劇になればこんな感じ」という読友さんレビューに惹かれて読んでみると…女刺客・野風が縦横無尽に切りまくる姿は迫力満点で、川中島の合戦と絡めた舞台設定も上手い!信玄や謙信な 武内涼さん初読み。「『槐』が時代劇になればこんな感じ」という読友さんレビューに惹かれて読んでみると…女刺客・野風が縦横無尽に切りまくる姿は迫力満点で、川中島の合戦と絡めた舞台設定も上手い!信玄や謙信など歴史上の人物を始めとした人物配置も絶妙で、スピード感ある展開と相まりグイグイ読ませる…特に最終章は一気読みの面白さで、活劇と人情噺のバランスが良い、エンタメとして上等と感じた。『槐』(月村了衛作品)は未読でも名作漫画『あずみ』が好きな人にはオススメ!できれば、野風&弥太郎で続編を書いて貰えると嬉しい(^^♪ …続きを読む
    しんたろー
    2018年08月09日
    149人がナイス!しています
  • おそらく多くの日本人が好む戦国時代の戦い「川中島の合戦」の裏にかようなドラマがあったと考えるとワクワクしてくる。上杉謙信暗殺の依頼を承けた美しき刺客の壮絶な行軍。とにかく強い。強すぎる。あずみも真っ青 おそらく多くの日本人が好む戦国時代の戦い「川中島の合戦」の裏にかようなドラマがあったと考えるとワクワクしてくる。上杉謙信暗殺の依頼を承けた美しき刺客の壮絶な行軍。とにかく強い。強すぎる。あずみも真っ青。八割方を占める戦闘シーンに興奮魂が震える。血煙が舞い首が腕が足首が瞬く間に飛ぶ。このスピード感と殺陣の描写は従来の時代劇をはるかに超えている。やはり「この時代劇が凄い」第一位は伊達ではなかった。あの「槐」が時代劇になればこんな感じになりそうだ。ただこの題名は何とかならなかったものか。それが残念である(笑) …続きを読む
    サム・ミイラ
    2018年07月26日
    103人がナイス!しています
  • 初読み作家さん。戦国の時代、有力武将に囲まれた「隠り水の里」ではどの武将にも付かない代わりに暗殺で金子と里への不出兵の約束を得ていた。そんな中、信玄の軍師・山本勘助は謙信の暗殺を依頼し、里は一番の腕利 初読み作家さん。戦国の時代、有力武将に囲まれた「隠り水の里」ではどの武将にも付かない代わりに暗殺で金子と里への不出兵の約束を得ていた。そんな中、信玄の軍師・山本勘助は謙信の暗殺を依頼し、里は一番の腕利き・野風と仲間を送り込む。読友さんの「『槐』の時代劇版」の言葉通り野風のアクションは爽快そのもの!しかし話が武田軍と上杉軍の川中島の戦いに移るにつれ、信玄と謙信それぞれの戦略・人柄にワクワクした。特に謙信さんが魅力的♡でもラストは野風がきっちり締めてくれました。おもしろかったです(^^♪ …続きを読む
    みゆ
    2018年08月04日
    64人がナイス!しています

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著者紹介

「この時代小説がすごい! 2016年版」文庫書き下ろし部門第1位獲得! 歴史・時代小説界の次世代の旗手。

武内 涼(たけうち りょう)
1978年生まれ。群馬県出身。早稲田大学第一文学部卒業。2011年、第17回日本ホラー小説大賞最終候補作となった『忍びの森』でデビュー(「応募時タイトル「青と妖」」。15年「妖草師シリーズ」が、「この時代小説がすごい! 2016年版」文庫書き下ろし部門1位を獲得。他著作に「戦都の陰陽師シリーズ」『秀吉を討て』『駒姫』など。

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