- 著者 川村 裕子
- 絵 早川 圭子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2022年08月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 528
- ISBN:
- 9784044002558
はじめての王朝文化辞典
- 著者 川村 裕子
- 絵 早川 圭子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2022年08月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 528
- ISBN:
- 9784044002558
平安の人々はどんな生活をしていたのか? イラストとともにやさしく解説!
『源氏物語』や『枕草子』に登場する平安時代の貴族たちは、どのような生活をしていたのか?物語に描かれる御簾や直衣、烏帽子などの「物」は、言葉をしゃべるわけではないけれど、ときに人よりも饒舌に人間関係や状況を表現することがある。家、調度品、服装、儀式、季節の行事、食事や音楽、娯楽、スポーツ、病気、信仰や風習ほか。美しい挿絵と、読者に語り掛ける丁寧な解説によって、古典文学の世界が鮮やかによみがえる読む辞典。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
まえがき
1、王朝の空間
王朝の空間──家のなか
寝殿造り
寝殿内部
格子
御簾
屏風
几帳
御帳台
灯台
王朝の空間──家の外
築地
透垣
中門
牛車
2、王朝のライフ・サイクル
出産
出産後のセレモニー
五十日の祝い
男性の教育
女性の教育
元服
裳着
恋愛
結婚
葬送
3、王朝のファッション
男性の装束──束帯
男性の装束──直衣
男性の装束──狩衣
女性の装束──普段着
女性の装束──女房装束
色など──襲、出衣、出車
髪
化粧
薫り
4、王朝の日常生活
儀式
【一月】
〈朝賀と小朝拝〉
〈大饗と臨時客〉
〈小松引き、若菜摘みと白馬の節会〉
〈卯杖と卯槌〉
〈踏歌〉
〈賭弓〉
〈県召しの除目〉
【二月】
〈釈奠〉
〈春日祭り〉
〈大原野祭り〉
【三月】
〈上巳の祓〉
〈曲水の宴〉
〈石清水臨時の祭り〉
【四月】
〈灌仏会〉
〈賀茂祭り〉
【五月】
〈端午の節会〉
【六月】
〈六月祓〉
【七月】
〈七夕〉
〈盂蘭盆会〉
〈相撲の節会〉
【八月】
〈月見の宴〉
【九月】
〈重陽の宴〉
【十月】
〈亥の子餅〉
【十一月】
〈新嘗祭と豊明節会、五節の舞〉
〈賀茂臨時の祭り〉
【十二月】
〈仏名会〉
〈追儺〉
〈御魂祭り〉
食事
〈粥、強飯、乾飯、屯食、餅〉
〈羹、刺身、干物、鮨、あぶり物〉
〈野菜類〉
〈果物、甘葛、餅餤、椿餅、環餅、酒〉
音楽と舞
〈箏、琴の琴、和琴、琵琶〉
〈笛、笙〉
〈青海波、胡蝶、陵王、納曾利〉
娯楽とスポーツ
〈雛遊び〉
〈碁、双六、物語、偏継ぎ〉
〈蹴鞠〉
〈鷹狩り〉
病気
〈病気全般、風邪〉
〈皰瘡〉
〈糖尿病〉
〈薬〉
信仰と風習
〈浄土経、阿弥陀仏、印相、末法〉
〈出家〉
〈斎院、斎宮〉
〈物詣で〉
〈方違え〉
〈物忌み〉
〈夢〉
参考文献のご紹介
あとがき
和歌索引
1、王朝の空間
王朝の空間──家のなか
寝殿造り
寝殿内部
格子
御簾
屏風
几帳
御帳台
灯台
王朝の空間──家の外
築地
透垣
中門
牛車
2、王朝のライフ・サイクル
出産
出産後のセレモニー
五十日の祝い
男性の教育
女性の教育
元服
裳着
恋愛
結婚
葬送
3、王朝のファッション
男性の装束──束帯
男性の装束──直衣
男性の装束──狩衣
女性の装束──普段着
女性の装束──女房装束
色など──襲、出衣、出車
髪
化粧
薫り
4、王朝の日常生活
儀式
【一月】
〈朝賀と小朝拝〉
〈大饗と臨時客〉
〈小松引き、若菜摘みと白馬の節会〉
〈卯杖と卯槌〉
〈踏歌〉
〈賭弓〉
〈県召しの除目〉
【二月】
〈釈奠〉
〈春日祭り〉
〈大原野祭り〉
【三月】
〈上巳の祓〉
〈曲水の宴〉
〈石清水臨時の祭り〉
【四月】
〈灌仏会〉
〈賀茂祭り〉
【五月】
〈端午の節会〉
【六月】
〈六月祓〉
【七月】
〈七夕〉
〈盂蘭盆会〉
〈相撲の節会〉
【八月】
〈月見の宴〉
【九月】
〈重陽の宴〉
【十月】
〈亥の子餅〉
【十一月】
〈新嘗祭と豊明節会、五節の舞〉
〈賀茂臨時の祭り〉
【十二月】
〈仏名会〉
〈追儺〉
〈御魂祭り〉
食事
〈粥、強飯、乾飯、屯食、餅〉
〈羹、刺身、干物、鮨、あぶり物〉
〈野菜類〉
〈果物、甘葛、餅餤、椿餅、環餅、酒〉
音楽と舞
〈箏、琴の琴、和琴、琵琶〉
〈笛、笙〉
〈青海波、胡蝶、陵王、納曾利〉
娯楽とスポーツ
〈雛遊び〉
〈碁、双六、物語、偏継ぎ〉
〈蹴鞠〉
〈鷹狩り〉
病気
〈病気全般、風邪〉
〈皰瘡〉
〈糖尿病〉
〈薬〉
信仰と風習
〈浄土経、阿弥陀仏、印相、末法〉
〈出家〉
〈斎院、斎宮〉
〈物詣で〉
〈方違え〉
〈物忌み〉
〈夢〉
参考文献のご紹介
あとがき
和歌索引
「はじめての王朝文化辞典」感想・レビュー
-
物や事柄を説明するだけでなく、それらが登場する場面を古典作品から引用して、その場面がどんな場面なのかを説明するのが面白い。これは古典作品の紹介にもなっていて、自分は『蜻蛉日記』や『和泉式部日記』なども …続きを読む2024年12月19日28人がナイス!しています
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平安時代の貴族の生活の衣食住や行事など、実際の作品の文を例に取りながらイラスト入りでとてもわかり易く説明している。楽しく読めるので古典文学初心者や平安文化に興味のある人にもお勧め。2022年10月03日23人がナイス!しています
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平安時代の文学作品に描かれた事物に注目することで、作品の世界をより立体的に捉えられることが実感できる。『蜻蛉日記』『枕草子』『源氏物語』の引用が多く、じっくり読んでみたくなった。著者が時々「こんなこと …続きを読む2023年09月12日12人がナイス!しています