「親米」日本の誕生

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年01月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047036093
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「親米」日本の誕生

  • 著者 森 正人
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年01月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047036093

日本は急激にアメリカ的なものを求め、そして同時に憎んでもいた――。

日本は急激にアメリカ的なものを求め、そして同時に憎んでもいた――。現代につながる親米的な感覚は、第二次大戦の後からずっと続いている。敗戦国となった日本がいかにアメリカにあこがれと反発を抱いてきたのか。外交や政治といった国だけの問題ではなく、身近な民衆の中にある感情を、戦後の様々な雑誌、新聞の広告、記事、テレビやラジオなどから読み解いていく。 日本は急激にアメリカ的なものを求め、そして同時に憎んでもいた――。現代につながる親米的な感覚は、第二次大戦の後からずっと続いている。敗戦国となった日本がいかにアメリカにあこがれと反発を抱いてきたのか。外交や政治といった国だけの問題ではなく、身近な民衆の中にある感情を、戦後の様々な雑誌、新聞の広告、記事、テレビやラジオなどから読み解いていく。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「「親米」日本の誕生」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『・・・敗戦後の日本人の主体性は少なくとも日本とアメリカの二つのイデオロ ギーの下に入ることで形成されたことになる。さらに言えば、「おふくろの味」が、清潔なトイレが、敗戦後の生活改善運動や生活の洋風化 『・・・敗戦後の日本人の主体性は少なくとも日本とアメリカの二つのイデオロ ギーの下に入ることで形成されたことになる。さらに言えば、「おふくろの味」が、清潔なトイレが、敗戦後の生活改善運動や生活の洋風化において成立したように、「日本的なもの」の多くは敗戦後のアメリカとの関係において作 られた。言うなれば 「日本的なもの」はアメリカ神話を日本において咀嚼しながら作った、次の段階の「神話」なのである。 (p241)』日本的なるもの、に振り回されている、我々。 …続きを読む
    Mc6ρ助
    2018年04月06日
    7人がナイス!しています
  • P237あとがきに、本書は敗戦から1970年ごろまでの約25年間、日本はどのようにアメリカを見て知ってきたのかということを批判的に検討した。とあるがどこをどう読めばそんな主張ができるのか疑問な本。時の風俗や新聞 P237あとがきに、本書は敗戦から1970年ごろまでの約25年間、日本はどのようにアメリカを見て知ってきたのかということを批判的に検討した。とあるがどこをどう読めばそんな主張ができるのか疑問な本。時の風俗や新聞雑誌の切り抜きを延々とそのままコピペして、肝心の占領政策は2002年の京大学術出版会の孫引きのようだ。著者の専門は文化地理学、芸人が路線バスで行き当たりばったりの旅行記を垂れ流しているかような散漫な内容。読むだけ時間の無駄。 …続きを読む
    ブロッコ・リー
    2021年09月28日
    6人がナイス!しています
  • 特に戦後の日本で「アメリカ化」がどのように進んでいったか。それはなぜか?を当時の多数の新聞や雑誌、映画やテレビのほか、有識者の発言や書籍、行政の取組などから浮かび上がらせてくれるので、当時の日本人の意 特に戦後の日本で「アメリカ化」がどのように進んでいったか。それはなぜか?を当時の多数の新聞や雑誌、映画やテレビのほか、有識者の発言や書籍、行政の取組などから浮かび上がらせてくれるので、当時の日本人の意識の変化がよく分かって面白かった。確かに80年代でも農村には生活改良普及員がいたと思う。60代後半以上の人たちにはとても懐かしいだろう。ちなみに私もアメリカは好きだ。「奥様は魔女」や「パートリッジファミリー」で米国を覚えた。でも米国に生まれたかったとまでは思わない。日本にいて良いところを教えてもらえば十分だ。 …続きを読む
    yyrn
    2018年03月30日
    6人がナイス!しています

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