- 著者 今井 絵美子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年03月25日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041052709
芦田川
- 著者 今井 絵美子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年03月25日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041052709
平穏な家庭が音をたてて崩れていく…闖入者は母そして妹。濃密な愛憎小説!
老いてなお「女」でいつづける母・登勢の奔放な性を嫌悪し、実家を飛び出した不器用な姉、千歳。
穏やかなだけが取り柄の凡庸な夫の伸幸とマイホームを構え、子どもにこそ恵まれなかったが、望んでいた人生を手にいれたと信じて疑わなかった。父違いの美しい妹・ユキがある日、転がり込んでくるまでは――高度経済成長期、重工業都市として発展していく福山の芦田川河口を舞台に、母と娘の葛藤、男と女の溝、生きることのどうしようもなさを、濃密に描ききった、著者の最初で最後の現代小説!
穏やかなだけが取り柄の凡庸な夫の伸幸とマイホームを構え、子どもにこそ恵まれなかったが、望んでいた人生を手にいれたと信じて疑わなかった。父違いの美しい妹・ユキがある日、転がり込んでくるまでは――高度経済成長期、重工業都市として発展していく福山の芦田川河口を舞台に、母と娘の葛藤、男と女の溝、生きることのどうしようもなさを、濃密に描ききった、著者の最初で最後の現代小説!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
水鶏たたく
うたかたの恋
恋々と
ハスの葉の雨雫
ゆく河の水は絶えずして
うたかたの恋
恋々と
ハスの葉の雨雫
ゆく河の水は絶えずして
「芦田川」感想・レビュー
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母親の登勢、姉の千歳、妹のユキ。なんだそれ?の展開でツッコミ所満載だけど何故か飽きずに最後まで読めました。信幸の阿保さ加減にはもう失笑しかない。2017.03.252017年06月18日30人がナイス!しています
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今井絵美子さん初の現代小説、らしい。ところどころ誰の話かわからなくなるほど場面が飛ぶことがあり、慣れるまで読みづらかった。本作の母と娘、そして主人公と妹。違うタイプの女が出てくるのに、深みが感じられな …続きを読む2018年09月30日28人がナイス!しています
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よく知っている場所が舞台の本は読むのが楽しい。しかし芦田川を毎日、見て育っていた私にとってこの結末は少し悲しいものとなりました。母、妹を巻き込んだ愛憎劇はスピード感もあり、備後弁もばっちりで、楽しめる …続きを読む2017年06月09日18人がナイス!しています