事件×お仕事コメディ! 第2回角川文庫キャラクター小説大賞大賞受賞作
文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。
文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
瀬名あさひ (せな・あさひ)
希央社入社2年目文芸編集者。あがり症。いつも前向きで一生懸命。重度の映画オタク。憧れの作家、御崎禅の担当をすることに。
御崎 禅 (みさき・ぜん)
幻想恋愛小説家。経歴、顔、性別、年齢を一切オープンにしていない。が、実は吸血鬼。人外が起こした事件に関して、警視庁に協力している。
林原夏樹 (はやしばら・なつき)
警視庁捜査一課異質事件捜査係の刑事。 人外が関与する事件、及びその関与が疑われる事件が起きた際、御崎協力の下、秘密裏にそれを処理している。
憧れの作家は人間じゃありませんでした が含まれている特集
「憧れの作家は人間じゃありませんでした」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
-
角川文庫のキャラクター大賞らしく、キャラがとても素敵でした。吸血鬼と刑事と編集者とネコ(?)。それぞれのキャラが魅力的でずっと読んでいたい気になりました。いつか想いの人が現れる気もします。たまーにキャラ
角川文庫のキャラクター大賞らしく、キャラがとても素敵でした。吸血鬼と刑事と編集者とネコ(?)。それぞれのキャラが魅力的でずっと読んでいたい気になりました。いつか想いの人が現れる気もします。たまーにキャラが無理やりすぎるシリーズもありますが、この作家さんのは自然な感じで読みやすいです。内容的には、様々な事件を吸血鬼である作家が推理して解決していくミステリー小説です。今回は座敷わらし、狼犬、吸血鬼だと思い込んでいる人間でした。カバーのイラストがイメージと違いました。
…続きを読む
142人がナイス!しています
-
アキラ先生のシリーズに負けず劣らず面白い!吸血鬼ものについつい心惹かれてしまう私にはどストライクなんです🎵あちらのシリーズでは『EX』で初登場だった「異捜」の林原くんはこちらではレギュラー出演なんだね。
アキラ先生のシリーズに負けず劣らず面白い!吸血鬼ものについつい心惹かれてしまう私にはどストライクなんです🎵あちらのシリーズでは『EX』で初登場だった「異捜」の林原くんはこちらではレギュラー出演なんだね。見た目は冷たそうな作家御崎禅の内に秘めた熱い心、そして悲しみな苦しみを窺わせる過去も知りたい。追いかけます。
…続きを読む
137人がナイス!しています
-
また楽しい世界に出会ってしまった一冊。タイトル通り、思い焦がれる憧れの作家さんは人間じゃなかったというぶっ飛んだ設定。人ならざる者の存在。それが関与する事件を処理する異捜。この作家さんが描くとすんなり
また楽しい世界に出会ってしまった一冊。タイトル通り、思い焦がれる憧れの作家さんは人間じゃなかったというぶっ飛んだ設定。人ならざる者の存在。それが関与する事件を処理する異捜。この作家さんが描くとすんなり受け入れられて、入り込めちゃうから不思議。人間とそれ以外の人との共存の崩れから異捜の必要性まで実に理にかなっていて、ストンと腑に落ちるし、とにかく楽しいのが良い。せつない想いを背負ってる御崎といい、一生懸命なあさひといい、みんな魅力的。夏樹くんはイメージが良い方向へと変わったし、オネエキャラの高良が好き。
…続きを読む
136人がナイス!しています
powered by
著者紹介
澤村御影(さわむら・みかげ)
神奈川県横浜市出身、在住。女性。会社員。「吸血鬼と映画を――憧れの作家は人間じゃありませんでした――」で第2回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》を受賞してデビュー。