- 著者 中道 正之
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年08月10日
- 判型:
- 新書判
- 商品形態:
- 新書
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784040821313
サルの子育て ヒトの子育て
- 著者 中道 正之
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年08月10日
- 判型:
- 新書判
- 商品形態:
- 新書
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784040821313
子供を抱けるのは人間とサルだけ――サル研究40年の専門家による抱っこ論
霊長類(ヒトとサル)と他の動物を分ける大きな特徴は、親指と他の指が向き合った手を持っていることです。これにより霊長類は、モノを握り、つかみ、指でつまむことさえ出来るようになりました。だから知能が発達したとも言えます。また、このような手を持っていることで、霊長類は子供を抱けるようになりました。母と子が胸と胸を合わせて長い時間過ごせるのは、ヒトを含む霊長類だけです。「子を抱く」という行動は、ヒトとサルの共通祖先の頃から持っている、古く、そして大事な行動の可能性が高いと言えます。本書はサルとヒト、それぞれの子育てを比較し、分析します。似ている点、違う点を挙げることで、進化の過程で人間だけが獲得した子育ての方法が浮き上がってくるはずです。
序章 ヒトはどんな生きものですか?
第1章 握る手、つまむ指
第2章 顔の前にある両目
第3章 ヒトだけがひとりで出産しなくなった理由
第4章 抱っことおんぶ
第5章 サルにもある子育ての個性
第6章 父ザルの子育て
第7章 孫の世話をするサル
終章 「ほめる」ことはサルにはできない
<赤ん坊が母にしがみつく行動は霊長類が生き残るためにとても大事な行動であり、能力である。進化の隣人を通して、いま、私たちの親子関係を考えよう。サル研究40年、日本霊長類学会会長による子育て、抱っこ論>
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「サルの子育て ヒトの子育て」感想・レビュー
-
赤ん坊を育てる姿はサルとヒトは似ている☻2017年09月13日1人がナイス!しています
-
ヒトはどんな生き物ですか。に答える充実の一冊。いろいろ目からうろこはあったけれど、「ほめる」があるのはヒトだけという項目だけは、ちょっと疑問。私が子供のころ、飛んでる虫を捕まえたら、飼い猫がしっぽでほ …続きを読む2017年08月17日1人がナイス!しています
-
ほめる、にぎる、おんぶする。こういった行為は進化の隣人にも出来て、私たちヒトにしかできないものもあるのですね。進化の隣人たちが営むヒトに近い行為の数々はなんとなく、ぐっと心を掴むような、形容しがたい親 …続きを読む2017年11月25日0人がナイス!しています