- 著者 吉川永青
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年04月27日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 328
- ISBN:
- 9784041050798
海道の修羅
- 著者 吉川永青
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年04月27日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 328
- ISBN:
- 9784041050798
「海道一の弓取り」と称された今川義元の知られざる生き様を描く歴史長篇。
我は人を捨てた。この瞬間から。
室町幕府の名門・今川家は、乱世の波に呑まれて、勢力を失っていき、今や北条家と武田家の争いの渦中にあった。幼き頃から仏門に入り、太原雪斎に師事していた今川氏親の五男の栴岳承芳(義元)は、見聞を広げるため、二年前から京に上っていた。だが、甲斐の守護・武田信虎との争いが激しくなり、急遽、呼び戻された承芳は、北条家に侵食されつつある駿河の惨状に衝撃を隠せなかった。北条の手駒となって果てるのか。だが、今川と駿河の行く末を危惧する承芳の声は、兄の今川氏輝と母の寿桂尼に届くことはなかった──。駿河を救うため、承芳は、兄たちと母に非情の決断を下す。「海道一の弓取り」と讃えられし今川義元の、閃光の如き生涯を描く、長篇歴史小説
室町幕府の名門・今川家は、乱世の波に呑まれて、勢力を失っていき、今や北条家と武田家の争いの渦中にあった。幼き頃から仏門に入り、太原雪斎に師事していた今川氏親の五男の栴岳承芳(義元)は、見聞を広げるため、二年前から京に上っていた。だが、甲斐の守護・武田信虎との争いが激しくなり、急遽、呼び戻された承芳は、北条家に侵食されつつある駿河の惨状に衝撃を隠せなかった。北条の手駒となって果てるのか。だが、今川と駿河の行く末を危惧する承芳の声は、兄の今川氏輝と母の寿桂尼に届くことはなかった──。駿河を救うため、承芳は、兄たちと母に非情の決断を下す。「海道一の弓取り」と讃えられし今川義元の、閃光の如き生涯を描く、長篇歴史小説
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「海道の修羅」感想・レビュー
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振り切った悪のヒーローというべきか。しかも豪放磊落なものでなく、湿り気に満ちた謀略の帝王というような…。今川義元-桶狭間で信長に討たれてしまった為、軟弱な愚将のイメージがついてまわりますが、いやいや、 …続きを読む2019年09月14日103人がナイス!しています
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今川義元を冷酷な政治家・謀略家として描く。しかし家来としたはずの雪斎の死後、師のその夢を受け継いでしまったために、どこか焦り桶狭間に死する。新たな義元像を楽しめた。また、武田晴信、北条氏康、織田信長ら …続きを読む2018年12月09日76人がナイス!しています
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今川義元…『初代海道一の弓取り』と言われ幕府からの「独立」を宣言した(今川仮名目録追加)戦国大名です。残念な事にヤラレ方や俗説により今となってはおじゃ◯丸化してますが?この本ではそんなイメージが払拭され …続きを読む2018年11月07日47人がナイス!しています