• 著書の一人、柴田英里さんの思想に興味があって読む。フェミニストでありながら、現在著名なフェミニスト達を批判していたりする方だが、その主張に見逃せないものが多くて、もう少し知りたいのだが、著書がこれしか 著書の一人、柴田英里さんの思想に興味があって読む。フェミニストでありながら、現在著名なフェミニスト達を批判していたりする方だが、その主張に見逃せないものが多くて、もう少し知りたいのだが、著書がこれしかないのだ。柴田さんの単著を読んでみたい。この鼎談はゲイである哲学者の千葉さんが司会で、美術家の柴田さんとＡＶ監督の二村さんが語り合う。ものすごく刺激的だった。ラストで語られたペドフィリアの問題。これは確かにそうで、あらゆるセクシュアリティの中の鬼子になっているものだし、嫌悪を抱くが、これをどう扱うのか？。 …続きを読む
  寺

  2021年08月07日
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• ゲイの哲学者、フェミニストの美術家、女性の能動性に拘るAV監督による、「欲望する人間であり続け、生と性を肯定する」為の対談集。ここまででかなり濃いけど、中身も濃厚だった。「少女マンガという恋愛ポルノと、 ゲイの哲学者、フェミニストの美術家、女性の能動性に拘るAV監督による、「欲望する人間であり続け、生と性を肯定する」為の対談集。ここまででかなり濃いけど、中身も濃厚だった。「少女マンガという恋愛ポルノと、少女達の自己肯定感の低さには関係性があるんじゃないか？」「ネトウヨは、リベラルが自分達に怒ってくることで興奮している。ネトウヨの排他性にカッとしてしまうと、連中を発情させるだけなので、理性で根気よく諭すしかない」「他者を殱滅しようとしないためには魂の強さが必要。そして魂が強くないと他者とのエロスも築けない」 …続きを読む
  キク

  2023年02月01日
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• ポリコレは欲望を否定しているようにみえます。しかし、人間が社会的生物であるということは、（性的な）欲望によって駆動された人間関係や物の所有を肯定する立場に立つということです。３人は、ポリコレによる欲望 ポリコレは欲望を否定しているようにみえます。しかし、人間が社会的生物であるということは、（性的な）欲望によって駆動された人間関係や物の所有を肯定する立場に立つということです。３人は、ポリコレによる欲望の否定は、むしろポリコレによる歪んだ欲望の発露だとみています。ところが、３人の立場の違いは、欲望を素直に肯定して、新たな規範を定立すると必ずしもならないところにあります。当然、実存に対してポリコレは通用しません。本書が意外と奥深いのは、欲望を抑圧して何かを生み出す精神分析的な解釈を楽しんでいることにあります。 …続きを読む
  ころこ

  2019年02月12日
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