- 著者 藤石 波矢
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年11月30日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784041049822
救ってみろと放課後は言う
- 著者 藤石 波矢
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年11月30日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784041049822
ただ、あの日の君を助けたかった。なのに、僕の「死の理由」は盗まれた――
寺島日登志が遺書を書き上げたのは、九月四日の午後のことだった。
心を決めたはずなのに、その日、まさかのひったくりに遭い、遺書と練炭の入った鞄を盗まれる。
聞き覚えのある声で分かったひったくり犯は、以前日登志が話したことのある、宇都宮の「聞き屋」だった。
仕切り直しを図るなか、日登志は以前から目をつけられている岸塚に呼び出される。
奴が恋人である睦美の名を口にするたび、日登志の胸はざわめいてしまう。
一方、友人・神山からの不審な電話で宇都宮駅に向かった瑠梨が発見したのは、ビルから落下して意識不明の神山の姿。血が広がる彼のそばに投げだされているのは、「遺書」だった。
自殺したがりな僕たちは、それでも誰かを救いたい。
『初恋は坂道の先へ』で第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉を受賞した俊英がおくる、
謎が思わぬ方向に展開する切ない青春ミステリー!
心を決めたはずなのに、その日、まさかのひったくりに遭い、遺書と練炭の入った鞄を盗まれる。
聞き覚えのある声で分かったひったくり犯は、以前日登志が話したことのある、宇都宮の「聞き屋」だった。
仕切り直しを図るなか、日登志は以前から目をつけられている岸塚に呼び出される。
奴が恋人である睦美の名を口にするたび、日登志の胸はざわめいてしまう。
一方、友人・神山からの不審な電話で宇都宮駅に向かった瑠梨が発見したのは、ビルから落下して意識不明の神山の姿。血が広がる彼のそばに投げだされているのは、「遺書」だった。
自殺したがりな僕たちは、それでも誰かを救いたい。
『初恋は坂道の先へ』で第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉を受賞した俊英がおくる、
謎が思わぬ方向に展開する切ない青春ミステリー!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「救ってみろと放課後は言う」感想・レビュー
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遺書を書いて自殺すると決めたのに、以前相談した聞き屋・神山に遺書と練炭の入った鞄を盗まれた日登志。そんな彼がいいように使ってくる岸塚に呼び出され、ビルから落下した神山の状況を調べるよう命令される青春ミ …続きを読む2016年12月16日32人がナイス!しています
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藤石波夫作品初読み。自殺しようとした日登志が遺書と自殺用の練炭、睡眠薬を引ったくられるとこから始まる話。サクッと読了。最後、もやっとした感じ。2017年01月22日27人がナイス!しています
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「卒業していない試験は追いかけてくる」 これは私淑(ししゅく)している田坂広志氏の箴言だ。さて本作では、学生時分に救えなかった大切な何かに自責の念を抱いたまま悶々と生きている若者たちが描かれる。時が下 …続きを読む2017年01月25日10人がナイス!しています