ファン待望、シリーズ唯一の未訳作がついに登場!
15歳で最年少のガンスリンガーとなったローランドは、デバリア地方で起きた凄惨な殺人事件の調査に赴く。そこで親を亡くし怯えるビル少年と出会った彼は、母から読み聞かされた御伽噺を聞かせる……。
15歳で最年少のガンスリンガーとなったローランドは、デバリア地方で起きた凄惨な殺人事件の調査に赴く。そこで親を亡くし怯えるビル少年と出会った彼は、母から読み聞かされた御伽噺を聞かせる……。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
ダークタワー IV‐1/2 鍵穴を吹き抜ける風 が含まれている特集
「ダークタワー IV‐1/2 鍵穴を吹き抜ける風」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
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本書はローランドが昔の任務について語られるが、さらにその回想譚の中でも若きローランドによって『鍵穴を吹き抜ける風』という昔話が繰り広げられるのだ。つまり本書は物語が三重になった入れ子構造なのだ。このシ
本書はローランドが昔の任務について語られるが、さらにその回想譚の中でも若きローランドによって『鍵穴を吹き抜ける風』という昔話が繰り広げられるのだ。つまり本書は物語が三重になった入れ子構造なのだ。このシリーズには『指輪物語』の影響が以前も見られたが、本書ではそれに加え『ナルニア国物語』の世界観をも感じられた。さて本書はシリーズ完結の8年後、即ち『11/22/63』の翌年に書かれているのに注目したい。同書執筆中に得たインスピレーションが本書の中にどう関わっているのか、それはまたその時に確認することにしよう。
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2017年発行。完結後に発表された「ダークタワー」シリーズの4.5巻。「魔導師の虹」(4巻=魔導師と水晶球)と「カーラの狼」(5巻)の間のタイミングとなる物語は、なんと二重の入れ子構造となっている、ローラン
2017年発行。完結後に発表された「ダークタワー」シリーズの4.5巻。「魔導師の虹」(4巻=魔導師と水晶球)と「カーラの狼」(5巻)の間のタイミングとなる物語は、なんと二重の入れ子構造となっている、ローランドが語るお話。例によってキングらしい「前書き」があり、親切に「いくつかの事項」を語ってくれるけれど、やはりシリーズ未読の人には薦めづらい。せっかくのタイトルの意味やその由来、そして「母の伝言」に対する感動が全く違ったものとなってしまうから。<カ・テット>の面々と「中間世界」を久しぶりに堪能しました。
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キングの大作ダークタワーシリーズの最新刊を読了です。物語の時系列としては、中間期になるので、時系列順で読むこともできたのですが、刊行順に読むことにしたのが、私にとっては正解でした。物語中に語られるおと
キングの大作ダークタワーシリーズの最新刊を読了です。物語の時系列としては、中間期になるので、時系列順で読むこともできたのですが、刊行順に読むことにしたのが、私にとっては正解でした。物語中に語られるおとぎ話『鍵穴を吹き抜ける風』が長いけど面白かったし、母親に関するくだりは優しさにあふれていて、ちょっと泣けてしまいました。これでシリーズは完読ですが、あとひとつ短編があるようなので、ローランドに会いたくなった時に読もうと思います。
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36人がナイス!しています
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