- 著者 折口 信夫
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年04月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784044002008
古代研究V 国文学篇1
- 著者 折口 信夫
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年04月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784044002008
国文学研究史上に新たな道を切り開いた、「国文学の発生」を収録!
時を定めて海のあなたから来臨する神「まれびと」の聖なる言葉である「呪言」に、日本文学の発生をみた折口。そのアプローチは、「民俗学的国文学研究」として、新たな道を切り開いた。核をなす「国文学の発生」について論じた四篇を所収。「言語」に執着し、日本語の発生を探るために朝鮮語、モンゴル語、アイヌ語までを学び、「新しい国学」を興すことを目指した折口の、希有な日本文学発生論。
解説・長谷川政春/安藤礼二
解説・長谷川政春/安藤礼二
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
国文学の発生(第三稿)--まれびとの意義
国文学の発生(第一稿)--呪言と叙事詩と
国文学の発生(第二稿)
呪言の展開、巡遊伶人の生活、叙事詩の撒布
国文学の発生(第四稿)--唱導的方面を中心として
呪言から寿詞へ、叙事詩の成立とその展開と、語部の歴史、賤民の文学、戯曲・舞踏詞曲の見渡し
解説 折口信夫研究 長谷川政春
新版解説 ホカヒビトからマレビトへ 安藤礼二
収録論文一覧
著者略年譜
国文学の発生(第一稿)--呪言と叙事詩と
国文学の発生(第二稿)
呪言の展開、巡遊伶人の生活、叙事詩の撒布
国文学の発生(第四稿)--唱導的方面を中心として
呪言から寿詞へ、叙事詩の成立とその展開と、語部の歴史、賤民の文学、戯曲・舞踏詞曲の見渡し
解説 折口信夫研究 長谷川政春
新版解説 ホカヒビトからマレビトへ 安藤礼二
収録論文一覧
著者略年譜

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「古代研究V 国文学篇1」感想・レビュー
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国文学者・民俗学者・歌人としても著名な折口信夫の代表作の一つ。本巻は文学は如何に発生したのか、民俗学的観点から検討している。折口は、共同体の外からやってくる神(まれびと)が土地の精霊に命令を下して、人 …続きを読む2021年03月26日16人がナイス!しています
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朝鮮語、アイヌ語、モンゴル語を学び、言語学的視野から民俗学に臨んだ著者は、文字に声の情調にを聴くように言語を捉える一方、文字化された歴史にも意味以前の次元を見出した。この方法は自らが言語以前のものを言 …続きを読む2025年03月12日8人がナイス!しています
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いきなりまぜっ返すのだが、はじまりがまれびとの預かった神の言葉であるとして、再話の過程でパロディ、二次創作が行われたはずであり、それは記憶違い、言い間違い、感情の暴走といった無意識的なもの、うちなる神 …続きを読む2022年08月10日8人がナイス!しています