- 著者 折口 信夫
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年02月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784044001988
古代研究III 民俗学篇3
- 著者 折口 信夫
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年02月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784044001988
折口学を概観する論考集。天皇の即位儀礼に関する論考「大嘗祭の本義」も。
「鬼の話」「はちまきの話」「ごろつきの話」という折口学のアウトラインを概観できる三編から始まる第三巻。海・山の民が、里の生活と関わりながら、舞や踊り、文学さらには信仰にいたるまでその文化を発展させていったことなど、柳田民俗学と一線を画す論が興味深い。その後の研究のもととなった「三郷巷談」「まじないの一方面」「方言」ほか、天皇の即位儀礼に関する画期的論考「大嘗祭の本義」も所収。解説・加藤守雄/安藤礼二
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
鬼の話
はちまきの話
ごろつきの話
雛祭りの話
桃の伝説
まじないの一方面
狐の田舎わたらい
桟敷の古い形
稲むらの蔭にて
方言
雪の嶋
三郷巷談
折口という名字
神道に表れた民族論理
大嘗祭
能楽における「わき」の異議-「翁の発生」の終篇
解説・加藤守雄/安藤礼二
はちまきの話
ごろつきの話
雛祭りの話
桃の伝説
まじないの一方面
狐の田舎わたらい
桟敷の古い形
稲むらの蔭にて
方言
雪の嶋
三郷巷談
折口という名字
神道に表れた民族論理
大嘗祭
能楽における「わき」の異議-「翁の発生」の終篇
解説・加藤守雄/安藤礼二

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「古代研究III 民俗学篇3」感想・レビュー
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WS参加のための副読本。折口作品は何度か読もうと挑戦したのだけれど、毎回途中から言葉が像を結ばなくなって、置いてけぼりなまま文章の美しさだけを眺めて終わってしまう。歯が立たない、という読後感。今回はこの …続きを読む2019年09月27日22人がナイス!しています
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天皇を敬う國學院大学の人でも、国家為の神事への欺瞞は感じていたのだ。 また、天孫族(不明)と同じ頃か、それに先んじて、朝鮮や中国の人がこの島に来て文化を伝えているであろうと推測しているのも興味深い。 …続きを読む2022年05月02日7人がナイス!しています
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出身地大阪の被差別部落との交流や嫁盗み(結婚しないシャーマンとして育てられた女性の存在を仄めかす)習俗を記述した著者初めての民俗学的研究「三郷巷談」を収めた本書は、歴史学の客観記述から排除されるシャーマ …続きを読む2025年03月10日6人がナイス!しています