ライオン・ブルー

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年04月27日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
336
ISBN:
9784041047743

ライオン・ブルー

  • 著者 呉 勝浩
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年04月27日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
336
ISBN:
9784041047743

乱歩賞作家が放つ、衝撃の交番警察ミステリ!

関西某県の田舎町・獅子追の交番に異動した澤登耀司、30歳。過疎化が進む人口わずか4万人の町から、耀司の同期で交番勤務していた長原信介が姿を消した。県警本部が捜査に乗り出すも、長原の行方は見つからなかった。突然の失踪。長原は事件に巻き込まれたのか。耀司は先輩警官・晃光に振り回されながら長原失踪の真相を探っていく。やがて、町のゴミ屋敷の住人だった毛利宅が放火され、家主・淳一郎の遺体が見つかった。耀司は、長原が失踪直前に毛利淳一郎に会いに行っていたことを掴むが……。 関西某県の田舎町・獅子追の交番に異動した澤登耀司、30歳。過疎化が進む人口わずか4万人の町から、耀司の同期で交番勤務していた長原信介が姿を消した。県警本部が捜査に乗り出すも、長原の行方は見つからなかった。突然の失踪。長原は事件に巻き込まれたのか。耀司は先輩警官・晃光に振り回されながら長原失踪の真相を探っていく。やがて、町のゴミ屋敷の住人だった毛利宅が放火され、家主・淳一郎の遺体が見つかった。耀司は、長原が失踪直前に毛利淳一郎に会いに行っていたことを掴むが……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ライオン・ブルー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • まずまず楽しく読めたが、色々と微妙な気持ちになる事が多かった。まず主人公やその周辺人物に覚悟が足りない。心の底ではなんだかんだ結構いい事してるつもりになって自分を許しているような温さが染み出してきてい まずまず楽しく読めたが、色々と微妙な気持ちになる事が多かった。まず主人公やその周辺人物に覚悟が足りない。心の底ではなんだかんだ結構いい事してるつもりになって自分を許しているような温さが染み出してきていて、そこら辺はしらける。あと設定的に仕方ないが、地主ややくざの吹けば飛ぶような小物感。井の中の蛙すぎて話にのめり込めない。ここはもうちょっと黒い人物に描きこんで欲しかったところ。兄との確執が解けるあたりは一見いいシーン風なのに、主人公の心情の掘り下げがなさ過ぎて「コイツ理解してんのか?」となってしまう。 …続きを読む
    W-G
    2017年06月20日
    380人がナイス!しています
  • 語り手は警官だが、警察小説からははるかに遠い。ジャンル分けをするならば、ハードボイルドということになるだろうか。あるいは、長原の失踪の真因を突きとめてゆくミステリーでもある。ただし、そうだとすれば、1 語り手は警官だが、警察小説からははるかに遠い。ジャンル分けをするならば、ハードボイルドということになるだろうか。あるいは、長原の失踪の真因を突きとめてゆくミステリーでもある。ただし、そうだとすれば、1章から3章までの耀司の語りは、作家による故意のミスリードということになり、4章のあざやかな事件の解明もいささか霞んでしまう。物語は徹頭徹尾、獅子追町という閉塞した環境の中で展開し、強烈な地縁社会が全ての背景にある。その中にあって自身の地歩を固めていこうとする晃光大吾のニヒルな存在はなかなかに魅力的である。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2023年12月23日
    359人がナイス!しています
  • 謎の失踪を遂げた同期の行方とその理由を知るため、故郷の町交番に異動を願い出た耀司。赴任後間もなく謎の火災事件に続き、同期と共に行方知れずだった拳銃で殺人事件が起こる。小さな田舎町で幅を利かせるヤクザと 謎の失踪を遂げた同期の行方とその理由を知るため、故郷の町交番に異動を願い出た耀司。赴任後間もなく謎の火災事件に続き、同期と共に行方知れずだった拳銃で殺人事件が起こる。小さな田舎町で幅を利かせるヤクザと、持ちつ持たれつの関係を築く警察官。誰それに逆らってこの町ではやっていけないなどという狭小な世界の中での暗黙のルール・保身・小競り合い・隠蔽などゲンナリする要素が多々。失踪絡みの真相は意外性もあり良かったが、理解不能な男どもの野心には「これでいいのか警察官よ」という違和感だけが強く残った。田舎は恐ろしい。 …続きを読む
    🐾Yoko Omoto🐾
    2017年06月26日
    159人がナイス!しています

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