ゼロから始める都市型狩猟採集生活

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年07月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041046272
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ゼロから始める都市型狩猟採集生活

  • 著者 坂口 恭平
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年07月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041046272

何も持たない人間でも生きていく方法がある。

何も持たない人間でも生きていく方法がある。

東日本大震災、そして熊本地震で被災した著者が世界に投げかける、新時代の生き方

===

東日本大震災を経て「新政府内閣総理大臣」となり『独立国家のつくりかた』を著した坂口恭平。
その生き方の思考ベースが詰まった現代人必読の書がついに文庫化! 「家」「仕事」「生活」についての先入観を覆す一冊。

3.11、そして熊本地震を体験しての、文庫版書き下ろし原稿も収録。

解説=九龍ジョー

===
何もシステムや法律を変えろというつもりはない。
ぼくらの抱いている「家」「仕事」「生活」についての先入観を一つずつ疑っていくこと。
ぼくらひとりひとりの思考を転換させ、新たなる視点を加えること。
それが本書の狙いである。
(「はじめに」より)



何も持たない人間でも生きていく方法がある。

東日本大震災、そして熊本地震で被災した著者が世界に投げかける、新時代の生き方

===

東日本大震災を経て「新政府内閣総理大臣」となり『独立国家のつくりかた』を著した坂口恭平。
その生き方の思考ベースが詰まった現代人必読の書がついに文庫化! 「家」「仕事」「生活」についての先入観を覆す一冊。

3.11、そして熊本地震を体験しての、文庫版書き下ろし原稿も収録。

解説=九龍ジョー

===
何もシステムや法律を変えろというつもりはない。
ぼくらの抱いている「家」「仕事」「生活」についての先入観を一つずつ疑っていくこと。
ぼくらひとりひとりの思考を転換させ、新たなる視点を加えること。
それが本書の狙いである。
(「はじめに」より)



※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目次

 はじめに

1 衣服と食事を確保する
 無職・無一文のきみ
 衣服は日々実る
 食べ物に困ることはない
 酒、煙草、シャワーで疲れを癒やす

2 寝床を確保し、パーティを組む
 ダンボールハウスのつくり方
 ザ・ベスト・ダンボールハウス
 次のステージへ向かう前に
 パーティを組もう
 おいしい食事のありか
 路上には娯楽スポットもある
 師匠を見つける

3 生業を手にする
 もうどこかに勤めるのはよそう
 〈都市の幸〉で稼ぐ
 どんな生業があるのか
 店を開業してみる

4 巣づくり―― 準備編
 自分で家をつくるということ
 まずは土地を見つける
 インフラの考え方を変える
 設備と家を分離させる

5 巣づくり――実践編
 壊れても建て直せる家
 隅田川の鈴木さん
 多摩川のロビンソン・クルーソー
 代々木公園の禅僧
 都市型狩猟採集生活の目的

6 都市を違った目で見る
 机の下の空間
 六〇年代カルチャーの衝撃
 建築家なしの建築
 〇円ハウスとの出会い
 見えない空間を感じと
 今和次郎の考現学
 猪谷六合雄のモバイルハウス
 都市型狩猟採集生活というアイデア
 新しき都市型狩猟採集民たちへ

 おわりに
 文庫版のためのあとがき

 解説 九龍ジョー

「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 坂口さんが今現在も抱いている思索の根源ともいえる一冊。坂口さんのいう「都市型狩猟採集生活」は「他者がだす廃棄物(都市の幸)」に依存しているのが前提。その時点で完璧に俗世間から離れて生活することはできない 坂口さんが今現在も抱いている思索の根源ともいえる一冊。坂口さんのいう「都市型狩猟採集生活」は「他者がだす廃棄物(都市の幸)」に依存しているのが前提。その時点で完璧に俗世間から離れて生活することはできない。しかしこの本で重要なのはその生活を実践することではない。今まで見たことのない視点、つまり坂口さんのいう「階層(レイヤー)」を見つけることにある。一つに凝り固まった現代社会の見方が坂口さんの丁寧かつ柔らかいことばで解きほぐされる。本人の建築家という経歴も見事に活かされた好著。 …続きを読む
    ケー
    2018年04月22日
    22人がナイス!しています
  • ホームレスの暮らしを都市型狩猟生活と名付けてそのノウハウをときつつ人間は何も持たなくても充分生きていけるんだと勇気づけます。食べ物も着るものも全部拾えるし(都市の幸)電気も水道もひけるし自分で仕事をも ホームレスの暮らしを都市型狩猟生活と名付けてそのノウハウをときつつ人間は何も持たなくても充分生きていけるんだと勇気づけます。食べ物も着るものも全部拾えるし(都市の幸)電気も水道もひけるし自分で仕事をもち自活する事も可能です。その坂口さんでもある一人の生活者の暮らしぶりに目を開かせられます。その人は家すら持たずに配給のお握り2個で二日はもたせるし、清潔にしないと病気になるので毎日公園の水で体を洗う、曰くアルミ缶拾いは皆やるからぼくがやったら稼げなくなるからやらないの。お金という概念は必要ないの!驚愕。 …続きを読む
    阿部義彦
    2016年08月20日
    21人がナイス!しています
  • 野山から自然の恵みを得るように、「都市の幸」を享受すれば都会でホームレスとして生きるのは容易い。流行りの過ぎた服、店舗の裏に積んである段ボール、飲食店から出る廃棄…。資本主義社会で出るムダは際限なく湧 野山から自然の恵みを得るように、「都市の幸」を享受すれば都会でホームレスとして生きるのは容易い。流行りの過ぎた服、店舗の裏に積んである段ボール、飲食店から出る廃棄…。資本主義社会で出るムダは際限なく湧く泉。ほんの少し視点を転換することで世界はガラッと形を変えるのだ。 …続きを読む
    のぎへん
    2016年09月12日
    17人がナイス!しています

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