文明論之概略 ビギナーズ 日本の思想

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年09月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784044001681
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文明論之概略 ビギナーズ 日本の思想

  • 著者 福澤 諭吉
  • 全訳 先崎 彰容
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年09月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784044001681

日本人が、そして人類が目指すべき「文明」の姿を鮮やかに描く!

福澤諭吉は、明治8年に書かれたこの『文明論之概略』において、維新革命後の日本が迎えた新たな状況を考察し、社会に向けて「まずは西洋文明を目指すこと」を説いた。日本の近代化の歩みを決定づけた名著のひとつに数えられているが、それを全新訳したのが本書である。 確かな考察に基づいた平易で読みやすい現代語訳に解説を付した保存版。 福澤諭吉は、明治8年に書かれたこの『文明論之概略』において、維新革命後の日本が迎えた新たな状況を考察し、社会に向けて「まずは西洋文明を目指すこと」を説いた。日本の近代化の歩みを決定づけた名著のひとつに数えられているが、それを全新訳したのが本書である。 確かな考察に基づいた平易で読みやすい現代語訳に解説を付した保存版。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 議論の本位を定めること    
第二章 西洋の文明を目的とすること    
第三章 文明の本旨を論じる  
第四章 国民の智恵と道徳を論じる   
第五章 前の議論のつづき   
第六章 智恵と道徳の区別     
第七章 智恵と道徳が行われるべき時代と場所とを論じる    
第八章 西洋文明の由来    
第九章 日本文明の由来    
第一〇章 自国の独立を論じる  
解説/人間・この豊饒なるもの 福澤諭吉論

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「文明論之概略 ビギナーズ 日本の思想」感想・レビュー
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  • 丸山眞男の名著「文明論之概略を読む」(岩波新書3冊)は途中で挫折したが、先崎訳のビギナーズ文庫はすんなり読めた。解説には、もともと福澤は50歳以上の知識人をターゲットに書いたとあり、やっとその年齢にな 丸山眞男の名著「文明論之概略を読む」(岩波新書3冊)は途中で挫折したが、先崎訳のビギナーズ文庫はすんなり読めた。解説には、もともと福澤は50歳以上の知識人をターゲットに書いたとあり、やっとその年齢になったから読めたのかな(笑)。啓蒙家としての真骨頂ここにあり。自国の独立を目標とし、その為には国民が日本の文明を確立させる必要がある。まずは西洋文明から学べ、がメッセージの中身だ。西洋文明偏重主義者ではなく、あくまで手段であった。智力、多様な意見、自由な気風の大切さを説く主張は、現代日本でも十分に通用する。 …続きを読む
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  • 明治維新を35歳で迎えた福澤諭吉は、旧時代の感性を持ちつつ新時代の最先端を走る俊英である。しかし、解説者の先崎彰容によれば福澤は決して西洋化礼賛のみの偏った人物ではない。極端に西洋化を勧めるでもなく極端 明治維新を35歳で迎えた福澤諭吉は、旧時代の感性を持ちつつ新時代の最先端を走る俊英である。しかし、解説者の先崎彰容によれば福澤は決して西洋化礼賛のみの偏った人物ではない。極端に西洋化を勧めるでもなく極端に反動的なわけでもない。本書はそも「文明」とは何かを探究する。文明とは、地球上全人類が幸福に暮らせる世界である。西洋化はその途上の手段に過ぎない。福澤は、本当の文明は数千年先かもしれないと語る。ぼくは、福澤の未来展望は現代人と比べて相当に明るくて羨ましいと思った。もう誰もそんな文明が訪れないのは知っている。 …続きを読む
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  • 福翁自伝を読んだので、思想の背景が繋がって味わい深かった。下士に生まれ門閥に苦しめられ明治維新を迎えたことなど、まさに「あたかも一身で二度の人生を生きたようなもの」の通りだろう。福沢諭吉は当時の植民地 福翁自伝を読んだので、思想の背景が繋がって味わい深かった。下士に生まれ門閥に苦しめられ明治維新を迎えたことなど、まさに「あたかも一身で二度の人生を生きたようなもの」の通りだろう。福沢諭吉は当時の植民地化される他国を見て大層な危機感を持っており、そうされないために文明化(≠西洋化)が必要だと述べているが、現代にも通じる点が数多くあり、何度も読み返したい。特に智徳を私徳、公徳、私智、公智の4つに分類し論じている点に最も感銘を受けた。日本人(儒学)は古来より私徳のみを重視し公徳がないことなど、まさに最近→ …続きを読む
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