- 著者 熊谷 達也
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年05月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 464
- ISBN:
- 9784041043585
光降る丘
- 著者 熊谷 達也
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年05月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 464
- ISBN:
- 9784041043585
3.11を体験した今こそ読みたい、復興にかけた人々の汗の結晶の物語
「汗と土が生んだ、こいつが俺らの宝石だ!」2008年6月14日、栗駒山中腹の共英村は凄まじい揺れに呑み込まれた。崩れる山、倒壊する家々、故郷の危機に胸引き裂かれる智志。そして祖父・耕一が行方不明に……。いつ終わるともしれない捜索活動の中、智志を奮い立たせたのは、かつて祖父が話してくれた、戦後開拓時代の物語--シベリアからの帰還、開拓初期の苦難、仲間の死、はじめて電気が灯った日、起死回生のイチゴ栽培……土と汗と涙と、笑いに満ちた「あのころ」のパワーが「いま」を明るく照らす、あたらしい日本の成長物語!執筆途中に3.11を体験した著者が世に問う、現地にいたからこそ描ける、復興にかけた人々の汗の結晶の物語。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「光降る丘」感想・レビュー
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宮城県栗原市耕英地区がモデル。シベリア抑留から帰国し、この山に入り開拓した苦労や仲間との絆。そして震災により孤立したこの地域で、開拓一世から三世が協力し思い合い、難局に立ち向かうさま。これが交互に語ら …続きを読む2016年06月05日63人がナイス!しています
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東北の森を描かせたら、この人の右に出る者はいない。多くの生命を育み、慈しんでくれる森。だが、自然は優しいだけではない。一度牙を剥けば人など敵うはずもない。そんな厳しい現実があっても、やはり森は何処まで …続きを読む2016年10月23日33人がナイス!しています
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多くの人が忘れてしまっているが、東日本大震災の前に岩手宮城内陸地震(08年)が起きている。地震で多大な犠牲を出した村落が、山を切り開き、いかに開拓し、いかに生計を立ててきたか、フィクションながら深く感慨深 …続きを読む2020年06月25日28人がナイス!しています