武田氏滅亡

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年02月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
752
ISBN:
9784047035881
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武田氏滅亡

  • 著者 平山 優
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年02月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
752
ISBN:
9784047035881

戦国史研究の未踏峰を拓く大著!

武田信玄の後継者である勝頼は、天正十年(1582)三月十一日、織田信長・徳川家康・北条氏政の侵攻を受けて滅亡した。戦国の雄・武田氏はなぜ、亡国へと追い込まれていったのか。勝頼個人の「暗愚」な資質に原因を求める見方は、はたして正しいのか――。武田・北条・上杉による甲相越三国和睦構想、上杉謙信没後の後継者をめぐる御館の乱、徳川家康との高天神城攻防戦という長篠敗戦後の転換点を主軸に、史料博捜と最新研究から、詳述されてこなかった勝頼の成果と蹉跌を徹底検証。戦国史研究に新たなる足跡を刻む決定版!

序 章 諏方勝頼から武田勝頼へ
第一章 長篠合戦への道
第二章 織田・徳川の攻勢と武田勝頼
第三章 甲相越三国和睦構想と甲相同盟
第四章 御館の乱と武田勝頼
第五章 甲相同盟の決裂と武田勝頼
第六章 苦悩する武田勝頼
第七章 武田勝頼と北条氏政の死闘
第八章 斜 陽
第九章 武田氏滅亡
第十章 勝者のふるまい
終 章 残 響
武田信玄の後継者である勝頼は、天正十年(1582)三月十一日、織田信長・徳川家康・北条氏政の侵攻を受けて滅亡した。戦国の雄・武田氏はなぜ、亡国へと追い込まれていったのか。勝頼個人の「暗愚」な資質に原因を求める見方は、はたして正しいのか――。武田・北条・上杉による甲相越三国和睦構想、上杉謙信没後の後継者をめぐる御館の乱、徳川家康との高天神城攻防戦という長篠敗戦後の転換点を主軸に、史料博捜と最新研究から、詳述されてこなかった勝頼の成果と蹉跌を徹底検証。戦国史研究に新たなる足跡を刻む決定版!

序 章 諏方勝頼から武田勝頼へ
第一章 長篠合戦への道
第二章 織田・徳川の攻勢と武田勝頼
第三章 甲相越三国和睦構想と甲相同盟
第四章 御館の乱と武田勝頼
第五章 甲相同盟の決裂と武田勝頼
第六章 苦悩する武田勝頼
第七章 武田勝頼と北条氏政の死闘
第八章 斜 陽
第九章 武田氏滅亡
第十章 勝者のふるまい
終 章 残 響

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「武田氏滅亡」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • とにかく、人生やることなす事、熟慮断行の結果、すべて裏目に出るという事を700pに亙ってこれでもかと見せつけられる本。大河ドラマ『真田丸』でも描写されていた、浅間山の噴火という天変地異にまで襲われる悲惨さ とにかく、人生やることなす事、熟慮断行の結果、すべて裏目に出るという事を700pに亙ってこれでもかと見せつけられる本。大河ドラマ『真田丸』でも描写されていた、浅間山の噴火という天変地異にまで襲われる悲惨さに読んでるこちらまで打ちのめされる。武田家最後の春は読むものをして、もう殴り倒されるしか無い。文献史学の力と言うものの力の一つの到達点というべきだろう。ところで、田野合戦の軍記は何か、話者が最後に死ぬ怪談を読んでいるような気がしたのは秘密である。 …続きを読む
    六点
    2017年04月08日
    76人がナイス!しています
  • 松浦静山の名言を体現した感のある勝頼。家督の禍根が、もれなく”滅亡”の根源。朝比奈衆の家康軍の深追いや膳城素肌攻めが崩壊の兆候であり、離反が末期症状。象徴が新府城といったところ。歴史のIFを挙げれば、大岡 松浦静山の名言を体現した感のある勝頼。家督の禍根が、もれなく”滅亡”の根源。朝比奈衆の家康軍の深追いや膳城素肌攻めが崩壊の兆候であり、離反が末期症状。象徴が新府城といったところ。歴史のIFを挙げれば、大岡弥七郎、上杉家内紛、里見家内紛、富士川の増水などなど、吉凶どちらに転んでも不思議ではなかった。但し、勝頼も景勝・景虎を手玉に取る調停や北関東戦略など、”瞬間風速”がキラリと光る。しかしながら、信長と氏政の老獪さの前にはつむじ風程度。「死に場所」・・・か。いや~、戦国時代は本当に興味が尽きない。 …続きを読む
    Willie the Wildcat
    2018年03月06日
    58人がナイス!しています
  • 長篠の大敗から天目山まで武田勝頼の獅子奮迅の7年を詳述する紙版で厚さ3cm超の大作です。敗戦処理と防衛戦略の再編、大胆な同盟外交で信長を牽制しつつ後北条氏を締め上げ関東侵攻は成功。武田家を最大版図とする辣 長篠の大敗から天目山まで武田勝頼の獅子奮迅の7年を詳述する紙版で厚さ3cm超の大作です。敗戦処理と防衛戦略の再編、大胆な同盟外交で信長を牽制しつつ後北条氏を締め上げ関東侵攻は成功。武田家を最大版図とする辣腕を振るい退勢を覆す勢いの勝頼が織田軍の攻勢にあっけなく敗北。著者は武田領国の瓦解の過程を追い戦国大名と国人領主の関係や武田氏と言うより諏訪氏であった勝頼の統制力の限界を示す。武田氏と勝頼の滅亡が近世権力に脱皮した織田家による戦国大名の時代の終焉告げるもので、勝頼は時代の生贄だったと哀れに思う雑魚でした。 …続きを読む
    さすらいの雑魚
    1970年01月01日
    51人がナイス!しています

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