細雪 上

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年07月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784044001308

細雪 上

  • 著者 谷崎 潤一郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年07月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784044001308

戦争の気配迫る昭和初期の大阪を舞台にした四姉妹の物語。谷崎の代表作!

旧家・蒔岡家の四人姉妹、鶴子・幸子・雪子・妙子。上流社会に暮らす一家の日々が描かれる。上巻では、奔放な四女・妙子の新聞沙汰、美しいが無口で未婚の三女・雪子の縁談を巡って物語が展開してゆく――。 旧家・蒔岡家の四人姉妹、鶴子・幸子・雪子・妙子。上流社会に暮らす一家の日々が描かれる。上巻では、奔放な四女・妙子の新聞沙汰、美しいが無口で未婚の三女・雪子の縁談を巡って物語が展開してゆく――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「細雪 上」感想・レビュー
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  • あなたは覚えているだろうか。やることすべて真似して後ろを着いてきたあのころのことを。少し煩わしく、けれども圧倒的な可愛さで愛でずにはいれなかった幼いあなたが、思いもかけずひとり立ちをしようと将来すら目 あなたは覚えているだろうか。やることすべて真似して後ろを着いてきたあのころのことを。少し煩わしく、けれども圧倒的な可愛さで愛でずにはいれなかった幼いあなたが、思いもかけずひとり立ちをしようと将来すら目測していることに、はっとさせられ誇らしい。ようでやはり少しさみしい。揃って見られるのも今年で最後かと、思ってみる桜がまた一年延びるのは、憐れなようでやはりどうしようもなく嬉しい。あなたの幸せを願いながら、そばにいられることによろこんでしまう姉を、どうか許してほしい。散ってしまう桜を、惜しんでしまうことを。 …続きを読む
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