一葉舟

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年03月25日
判型:
文庫判
ページ数:
352
ISBN:
9784044001261
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一葉舟

  • 著者 岡 潔
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年03月25日
判型:
文庫判
ページ数:
352
ISBN:
9784044001261

岡の「情緒」思想の根底にある仏教への思索を深めた書。解説・若松英輔

「人が現実に住んでいるのは情緒としての自然、情緒としての時の中である」西欧的な物質主義ではない、日本的情緒の大事さを説き続けた岡潔。その思想の根底にはつねに仏教の叡智があった。釈尊の再来と仰いだ山崎弁栄の言葉を辿り、芭蕉の句に日本古来の情を見、時に脳の働きにも注目しながら、情緒の多様な在り方を探る。数学研究での実体験や教育についての対話、仏洋行記も交え仏教への思索を深めた書。解説・若松英輔 「人が現実に住んでいるのは情緒としての自然、情緒としての時の中である」西欧的な物質主義ではない、日本的情緒の大事さを説き続けた岡潔。その思想の根底にはつねに仏教の叡智があった。釈尊の再来と仰いだ山崎弁栄の言葉を辿り、芭蕉の句に日本古来の情を見、時に脳の働きにも注目しながら、情緒の多様な在り方を探る。数学研究での実体験や教育についての対話、仏洋行記も交え仏教への思索を深めた書。解説・若松英輔

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

科学と仏教
教育を語る
片 雲
梅日和
弁栄上人伝
人という不思議な生物
一葉舟
ラテン文化とともに
あとがき
解説 岡潔と仏教の叡智――若松英輔

「一葉舟」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 8年ぶりに読んだ。案の定 煙にまかれて 何が何やらだった。が、岡の嘗ての古き良き日本を想う気持ちは伝わる。理解はし難いが。 (08/06 13:01)  以下、8年前の感想から: 8年ぶりに読んだ。案の定 煙にまかれて 何が何やらだった。が、岡の嘗ての古き良き日本を想う気持ちは伝わる。理解はし難いが。 (08/06 13:01)  以下、8年前の感想から:
    やいっち
    2024年08月05日
    55人がナイス!しています
  • あとがきを読んで少しはその思想の片鱗に触れられたかなという感じ。戦後アメリカ式の知識に偏った教育と情緒を失う日本人へ危機感を持っているのは著者の一貫した姿勢。情緒の「緒」は繋ぐの意。情は愛とは違う大悲 あとがきを読んで少しはその思想の片鱗に触れられたかなという感じ。戦後アメリカ式の知識に偏った教育と情緒を失う日本人へ危機感を持っているのは著者の一貫した姿勢。情緒の「緒」は繋ぐの意。情は愛とは違う大悲に近いものでそことの繋がりが失われていると。悲しみを知る事で分からなかった相手の心が理解できる。これが情緒の開く時。「大鏡」など日本語の古典において使われる鏡はミラーではなく「永遠の扉」。現在過去未来の三つを表す。「妙観察智」をスミレと表現したのは美しい。仏眼は臨機応変で自由自在。難解だが頭から離れない。 …続きを読む
    さばずし2487398
    2025年04月01日
    29人がナイス!しています
  • 「科学と仏教」の章は、私に仏教の知識が乏しいため、そして岡博士のように深い洞察がないためあまり理解できませんでした。一方、「片雲」や「梅日和」の随想はよくわかりました。「国字問題」の内幕を詳しく聞いた 「科学と仏教」の章は、私に仏教の知識が乏しいため、そして岡博士のように深い洞察がないためあまり理解できませんでした。一方、「片雲」や「梅日和」の随想はよくわかりました。「国字問題」の内幕を詳しく聞いた岡博士が”赫怒”したそうですが、なるほどなぁと思います。 …続きを読む
    双海(ふたみ)
    2016年03月27日
    26人がナイス!しています

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