- 著者 古川 のり子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年09月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784044000806
昔ばなしの謎 あの世とこの世の神話学
- 著者 古川 のり子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年09月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784044000806
桃太郎の家来はなぜイヌ、サル、キジなのか? 十三の物語を読み解く神話学
桃太郎はなぜ桃から生まれ、犬と猿と雉を味方につけたのか。
浦島太郎が玉手箱を開けて死ぬ定めにあるのはなぜか。
人間を喰らおうとする山姥の正体とは──。
誰もが知りながら、荒唐無稽で謎めいた昔ばなしの世界。
しかし多様な伝承の森に深く分け入り、古代神話や民間信仰に
その足跡をたどるとき、死と再生、性と笑い、
異界とこの世をめぐる共通の世界観が浮かび上がる。
現代人が忘れてしまった豊かな意味を取り戻すための神話学。
(『昔ばなし あの世とこの世を結ぶ物語』改題)
浦島太郎が玉手箱を開けて死ぬ定めにあるのはなぜか。
人間を喰らおうとする山姥の正体とは──。
誰もが知りながら、荒唐無稽で謎めいた昔ばなしの世界。
しかし多様な伝承の森に深く分け入り、古代神話や民間信仰に
その足跡をたどるとき、死と再生、性と笑い、
異界とこの世をめぐる共通の世界観が浮かび上がる。
現代人が忘れてしまった豊かな意味を取り戻すための神話学。
(『昔ばなし あの世とこの世を結ぶ物語』改題)
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
はじめに
第一話 桃太郎――桃太郎はなぜ犬と猿と猿と雉を連れていくのか
第二話 かちかち山――トリックスター、稲羽の素兎の末裔たち
第三話 花咲爺さん――お爺さんはなぜ犬の灰をまくのか
第四話 浦島太郎――分断された乙姫の玉手箱
昔ばなしの論理を読み解く(1)
第五話 鬼の子小綱――笑いと性の力が春を呼ぶ
第六話 三枚の護符――便所はあの世の出入り口
第七話 蛇婿入り――苧環はなぜ蛇を退治するのか
第八話 蛇女房――無欲と貪欲の報酬
昔ばなしの論理を読み解く(2)
第九話 産神問答――魂を掃き出す箒の力
第十話 ミソサザイは鳥の王――仁徳はいかにして聖帝になったか
第十一話 ホトトギスと兄弟――夜鳴く鳥の悲しい前世
第十二話 鉢かづき姫――顔を覆い隠す花嫁
第十三話 一寸法師――脱皮する少年たち
おわりに
第一話 桃太郎――桃太郎はなぜ犬と猿と猿と雉を連れていくのか
第二話 かちかち山――トリックスター、稲羽の素兎の末裔たち
第三話 花咲爺さん――お爺さんはなぜ犬の灰をまくのか
第四話 浦島太郎――分断された乙姫の玉手箱
昔ばなしの論理を読み解く(1)
第五話 鬼の子小綱――笑いと性の力が春を呼ぶ
第六話 三枚の護符――便所はあの世の出入り口
第七話 蛇婿入り――苧環はなぜ蛇を退治するのか
第八話 蛇女房――無欲と貪欲の報酬
昔ばなしの論理を読み解く(2)
第九話 産神問答――魂を掃き出す箒の力
第十話 ミソサザイは鳥の王――仁徳はいかにして聖帝になったか
第十一話 ホトトギスと兄弟――夜鳴く鳥の悲しい前世
第十二話 鉢かづき姫――顔を覆い隠す花嫁
第十三話 一寸法師――脱皮する少年たち
おわりに
「昔ばなしの謎 あの世とこの世の神話学」感想・レビュー
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「70時間全文試し読みフェア」にて。桃太郎、カチカチ山、鶴女房など、誰もが知っている日本の昔話の根底にあるもの、その意味。大学の授業を思い出して、読みながらわくわくしてしまった。あの世とこの世とを繋ぐ …続きを読む2018年12月02日55人がナイス!しています
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この手の話は大好きなのでとても興味深く読めた。桃太郎の桃は、まあ縁起のよい果物なんだろうな、きび団子は名物なのかしらぐらいに思ってたけど、知ってみると奥が深くて驚いた。神話につながるのはもちろん、縄文 …続きを読む2018年12月02日15人がナイス!しています
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こういうお話、大好きです。特に興味深かったのが、①花咲爺さん、瓜子姫、桃太郎、鼠浄土(おむすびころりん)、浦島太郎が、同じ軸を中心とした連続と変化の物語という話。②浦島太郎と同じ系譜の、アメリカ先住民に伝 …続きを読む2017年06月19日14人がナイス!しています