- 著者 野中 ともそ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年04月02日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784041039052
虹の巣
- 著者 野中 ともそ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年04月02日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784041039052
秘密を抱えてひたむきに生きる女たちに訪れた運命のいたずら……。
美貌の実力派女優・鈴子(すずこ)は人気絶頂のなか、年上のちょっと冴えない舞台出身の脇役俳優・由崎克彦(ゆざきかつひこ)と結婚。奔放で飾らない鈴子の人柄で明るい家庭を渋谷区松涛に構えていた。克彦の仕事場である世田谷区の撮影所で鈴子は、弁当を届けにきていた女子高生・佳恵(よしえ)に出逢い、鈴子に憧れていた彼女を自宅のお手伝いさんとして採用する。鈴子の寵愛を受けていた佳恵だが、鈴子が娘を出産したことで様子が一変する。赤ちゃんの世話役として、いけすかない別の若い女性が家に入ってきたのだ。そして悲劇が起こる。赤ちゃんが殺された状態で自宅から発見されたのだ――。スキャンダラスに報じられた事件の7年後、由崎家には4つになる娘の日阿子(ひゃこ)と、新しいお手伝いさんの暁子(あきこ)がいた。元気はつらつで食欲旺盛な日阿子はテレビドラマの子役に抜擢され、その笑顔が日本中を夢中にさせる存在に。この家の平和を心から願う控えめなお手伝いさんの暁子だが、彼女には胸に隠したある「秘密」があった――。幸せそうに見える家族。けれど実際は、それぞれが人に言えない暗い過去や闇を抱えながら生きている。夫婦とは、親子とは、血のつながりとは……という深いテーマに挑んだ、家族の魂の再生の物語。 推薦文:萩尾望都(漫画家)
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「虹の巣」感想・レビュー
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うっすらと聞いた気がする古い事件、ああアレねと分かるドラマ、そしてわりと新しい報道、とモデルとなる事柄を繋ぎあわせ、そこに色んな要素や感情が織り込まれ一気読みさせられた。ただ分かるんだけどどうしても二 …続きを読む2016年06月17日22人がナイス!しています
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母であることの愛情と罪。何ともモヤモヤした話で、読み終わったあともスッキリしませんでした。2017年07月04日21人がナイス!しています