- 著者 折口 信夫
- 編者 岡野 弘彦
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年06月18日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 688
- ISBN:
- 9784044000387
釈迢空全歌集
- 著者 折口 信夫
- 編者 岡野 弘彦
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年06月18日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 688
- ISBN:
- 9784044000387
古代の詩歌のひびきを蘇らせた、奇蹟の歌人。全歌集を収める初の文庫版!
折口信夫(釈迢空)は近代日本にまるで奇蹟のように、古代の心、古代の詩歌のひびきを、鮮烈に蘇らせた歌人であった――。
短歌滅亡論を唱えるも、その真意は再生への願いであり、日本語の多彩な表記を駆使しながらつねに短歌の未来と格闘し続けた。
折口が残した6冊の歌集に私家版・自筆選集、短歌拾遺、
さらに関東大震災に直面し、短歌形式に収めることのできない苛烈な体験を詠んだ詩作品含めた、初の文庫全歌集。
「葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり」
生涯「旅びと」であった折口の姿が立ち現れてくる。
短歌滅亡論を唱えるも、その真意は再生への願いであり、日本語の多彩な表記を駆使しながらつねに短歌の未来と格闘し続けた。
折口が残した6冊の歌集に私家版・自筆選集、短歌拾遺、
さらに関東大震災に直面し、短歌形式に収めることのできない苛烈な体験を詠んだ詩作品含めた、初の文庫全歌集。
「葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり」
生涯「旅びと」であった折口の姿が立ち現れてくる。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
海やまのあひだ
春のことぶれ
水の上
遠やまひこ
天地に宣る
倭をぐな
私家版・自筆選集
短歌拾遺
詩拾遺
解題
解説 岡野弘彦
略年譜
作品初句索引
春のことぶれ
水の上
遠やまひこ
天地に宣る
倭をぐな
私家版・自筆選集
短歌拾遺
詩拾遺
解題
解説 岡野弘彦
略年譜
作品初句索引
「釈迢空全歌集」感想・レビュー
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折口信夫の短歌を全て収録した一冊。作者が作者だけあって、言葉遣いからどことなく万葉の香りが感じられる。大和や信濃、難波を読んだ作品が目立つせいか。それでも読んでいると著者の論文とリンクするような箇所を …続きを読む2016年12月29日51人がナイス!しています
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「百束(モモツカ)の千束の文のうらみわび君がくしげに蛇となり居らむ」恋人に送っても返信のない百千の恋文が櫛箱の中で蛇に変身しているであろうという、すさまじいまでの恋歌。若い頃の習作「短歌拾遺」として、正 …続きを読む2024年06月19日28人がナイス!しています
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【たゝかひを 人は思へり。空荒れて 雪しと/\とふり出でにけり】これを見て、まずは短歌だと思っていただければよい。ではこの短歌が二・二六事件に際して詠まれたと知った時、あなたは何を感じてくれるだろう? …続きを読む2018年01月17日8人がナイス!しています