- 著者 池澤 夏樹
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年02月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 480
- ISBN:
- 9784041037157
アトミック・ボックス
- 著者 池澤 夏樹
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年02月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 480
- ISBN:
- 9784041037157
父は28年前、国産原子力爆弾開発に参加していた!? 謀略サスペンス!
人生でひとつ間違いをしたという言葉を遺し、父は死んだ。直後、美汐の前に現れた郵便局員は、警視庁を名乗った。30年にわたる監視。父はかつて、国産原子爆弾製造に携わったのだ。国益を損なう機密資料を託された美汐は、父親殺人の容疑で指名手配されてしまう。張り巡らされた国家権力の監視網、命懸けの逃亡劇。隠蔽された国家プロジェクトの核心には、核爆弾を巡る国家間の思惑があった。社会派サスペンスの傑作!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「アトミック・ボックス」感想・レビュー
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瀬戸内海の島々を飛び石のように跳躍する逃亡劇。社会学者であるヒロイン美汐の身体能力と決断力、倫理観が痛快でかっこいい。池澤氏の編纂や翻訳のもの、エッセイは読んでいるが、オリジナル小説を読むのはこれが初 …続きを読む2018年07月29日87人がナイス!しています
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★★★★ 池澤さん初読み♪ 「人生で一つ大きな間違いをしてしまった」という言葉と共に、国家機密の資料を娘の美汐に託し癌で亡くなった父・耕三。父はかつて国産原子爆弾の製造に関わっていた。その資料を押収しようと …続きを読む2022年02月08日72人がナイス!しています
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キトラ・ボックスを先に読んだせいで、大まかなあらすじを知ってしまったのが残念。知らなければもっと楽しめただろうに。女性主人公が映画のような冒険をしていくが、根底にあるものは重くて深い。「人の安全保障」 …続きを読む2017年08月02日34人がナイス!しています