閃光スクランブル

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041036242
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閃光スクランブル

  • 著者 加藤 シゲアキ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041036242

東京・渋谷、午後7時。スクランブル交差点でスパークする愛と再生の物語

人気アイドルグループのメンバー・亜希子は、迫る世代交代に思い悩み、現実から逃げるように大物俳優と不倫を続けている。最愛の妻を亡くしてから写真への情熱を失い、ゴシップカメラマンとして生計を立てる巧はそのスクープを狙っていた。敵対するはずの2人だったが、ある事件を機に思いがけない逃避行が始まる。渋谷スクランブル交差点で激しく交錯するパパラッチと女性アイドルの人生。瞬く光の渦の中、2人は本当の自分を見つけられるのか――愛と再生を描く、疾走感あふれるエンタメ小説。 人気アイドルグループのメンバー・亜希子は、迫る世代交代に思い悩み、現実から逃げるように大物俳優と不倫を続けている。最愛の妻を亡くしてから写真への情熱を失い、ゴシップカメラマンとして生計を立てる巧はそのスクープを狙っていた。敵対するはずの2人だったが、ある事件を機に思いがけない逃避行が始まる。渋谷スクランブル交差点で激しく交錯するパパラッチと女性アイドルの人生。瞬く光の渦の中、2人は本当の自分を見つけられるのか――愛と再生を描く、疾走感あふれるエンタメ小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

1 巧 モノトーンの日常
2 亜希子 始まりの終わり 終わりの始まり
3 巧 叶わなかったパースペクティブ
4 亜希子 ヒビの入ったグラス
5 巧 キリマンジャロの雪
6 亜希子 泡沫(うたかた)
7 巧 数奇な幻覚
8 亜希子 かさぶた
9 巧と亜希子 ことの次第
10 巧と亜希子 猪鹿蝶
11 閃光スクランブル
12 ゴシップ誌とのマッチポンプ
13 さよならオルフェウス

あとがき
解説 杉江松恋

人物紹介

高橋巧(たかはし・たくみ)
才能あるカメラマンだったが、志半ばで起きた妻の事故死をきっかけに人生が暗転。カメラアシスタントとして働くかたわら、自暴自棄にゴシップカメラマンを務めている。

伊藤亜希子(いとう・あきこ)

人気アイドルグループMORSEメンバー”アッキー”。ともにセンターを務めてきた”ミズミン”が恋愛スキャンダルで卒業し、不安が募る。スター俳優の尾久田とは不倫の仲。

白波ユウア(しらなみ・ゆうあ)
巧の同級生で元妻、8年前に交通事故で死去。



著者メッセージ
この度、二作目の小説『閃光スクランブル』を書き上げました。前作の『ピンクとグレー』は、たくさんの方に読んでいただき、皆さまの応援に大きな感謝の気持ちが生まれるとともに自信に繋がりました。NEWSのメンバーとして、小説家として、これからも挑戦を続けていこうと思います。
『閃光スクランブル』というタイトルは、カメラのフラッシュ、芸能界のめまぐるしさ、主人公の亜希子と巧の人生の交錯、を象徴しています。気負いを捨て、自分にしか書けない物語を、よりエンターテインメント性にこだわって綴った作品です。ぜひまた多くの方々に手にとっていただければ幸いです。
加藤シゲアキ

プロモーションムービー

『閃光スクランブル』

「閃光スクランブル」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 話題の作家、加藤シゲアキくんのデビュー三作を「渋谷サーガ」と呼ぶらしいが、こちらは二作目。相変わらず研ぎ澄まされた言葉選びと、短文でたたみかけるような文章が冴えている。そして「中の人」だからこそ描けた 話題の作家、加藤シゲアキくんのデビュー三作を「渋谷サーガ」と呼ぶらしいが、こちらは二作目。相変わらず研ぎ澄まされた言葉選びと、短文でたたみかけるような文章が冴えている。そして「中の人」だからこそ描けた芸能界のあんなこんな。自分が知り尽くした渋谷という街と、芸能界の裏側から描いていく、というのは上手い手法だったな。吉川英治文学賞新人賞受賞、おめでとうございます。 …続きを読む
    ミカママ
    2021年03月10日
    505人がナイス!しています
  • なかなかおもしろかった。しかしドラマなんかでよくあるような設定というか、悩んでる2人が出会ったらいい方に解決、というのもちょっとできすぎていて、もう少し何かが足りない感じ。とても良いように変わっていく なかなかおもしろかった。しかしドラマなんかでよくあるような設定というか、悩んでる2人が出会ったらいい方に解決、というのもちょっとできすぎていて、もう少し何かが足りない感じ。とても良いように変わっていくし良い言葉もあるんだけどね。2人主人公の1人、亜希子≒作者らしいので加藤シゲアキ、悩んでいたのかな。彼の作品2作読んだが、闇がある。そしてやっぱり芸能界と渋谷。拠点だから仕方ないか。「「世界の中心は自分じゃない。自分なんかいなくたって世界は平気な顔して回り続ける。だったら置いてかれてもいい。俺はそう思う」」 …続きを読む
    そる
    2021年03月22日
    360人がナイス!しています
  • ダブル主人公で、語り手が交互に入れ替わる方式。一人目の主人公は、パパラッチを生業としている巧です。第1章のタイトルは『モノトーンの日常』だったのね。最後迄読んで、改めて気が付いたよ。もう一人の主人公は ダブル主人公で、語り手が交互に入れ替わる方式。一人目の主人公は、パパラッチを生業としている巧です。第1章のタイトルは『モノトーンの日常』だったのね。最後迄読んで、改めて気が付いたよ。もう一人の主人公は、薹が立った女性アイドルグループと一員でもある亜希子。二人は相対する側にいた筈なのにね。それがいつの間にやら二人での逃走劇へと変わるのよ。超展開。二人は各々トラウマを抱えていてね。その逃走の果てに、トラウトを乗り越えるのさ。初めはゴシップっぽい話にやれやれと思ったけど、後半加速して、綺麗にまとめました。好い。 …続きを読む
    mae.dat
    2023年09月08日
    250人がナイス!しています

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著者紹介

加藤 シゲアキ(かとう・しげあき)

1987年7月11日生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。続いて13年2月に『閃光スクランブル』、14年3月に『Burn.-バーン-』を発表。“渋谷サーガ”シリーズとしてベストセラーに。ジャニーズ事務所のアイドルグループ、NEWSのメンバーとして芸能界でも活躍の場を広げている。主なドラマ出演作は「トラブルマン」「3年B組金八先生」「華和家の四姉妹」「花のズボラ飯」「失恋ショコラティエ」「大使閣下の料理人」など。 15年3月30日よりスタートした新番組「白熱ライブ ビビット」(TBS系)に、金曜レギュラーとして出演し、「体感!ビビットカルチャー」のコーナーを担当している。処女作『ピンクとグレー』が、監督・行定勲氏と脚本・蓬莱竜太氏のタッグにより映画化され、2016年新春に公開予定。

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