- 著者 京極 夏彦
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年01月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 338
- ISBN:
- 9784041035511
旧談
- 著者 京極 夏彦
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年01月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 338
- ISBN:
- 9784041035511
江戸の随筆集『耳袋』から選り抜いた怪談・奇談を、京極夏彦がリメイク!
雨が降りしきる夜道でうずくまる女に遭遇した、実直な武士のUさん。20年便所から出てこなかった商家のIさん。酒好きのMさんと一人娘を心配して狐に相談した女房の幽霊。猫になったYさんの母親。さらには、「稲生物怪禄」や、「播州皿屋敷」にまつわる裏話など、江戸時代の旗本・根岸鎮衛が聞き集めた随筆集『耳袋』から怪しい話や奇妙な話を選び、京極夏彦が現代の怪談実話スタイルに書き改める。新しく書かれた“旧い”怪談集。
『旧怪談 耳袋より』を改題して文庫化。
『旧怪談 耳袋より』を改題して文庫化。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「旧談」感想・レビュー
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京極夏彦は新作中心に読んでいる作家です。本作の単行本は未読でしたが、図書館の新刊コーナーで見つけたので読みました。魑魅魍魎の跋扈する江戸時代の怪異随筆集「耳嚢」を京極夏彦が現代風にアレンジして蘇らせま …続きを読む2016年03月05日111人がナイス!しています
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江戸時代の怪談『耳嚢』から物語を選び、現代風にアレンジしているのですね。現代の怪談として十分通じる要素があると思います。読んでいて鳥肌が立ちそうになりました。ただ、昔風の言葉遣いとアルファベットの名前 …続きを読む2018年09月21日77人がナイス!しています
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民俗学的見地から面白く読んだ。狐や猫に憑かれる話や、祟り系の話が多く、そのあたりが怪談のような怖さを感じさせない理由かもしれない。昔はおおらかだったのだな、と思う。2016年04月18日57人がナイス!しています
著者紹介
京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。