- 著者 小川 晴央
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年08月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 306
- ISBN:
- 9784048653886
君の色に耳をすまして
- 著者 小川 晴央
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年08月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 306
- ISBN:
- 9784048653886
声の色が見える僕は、声を失った君に恋をする。
声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。
『僕が七不思議になったわけ』の著者最新作!
芸大に通う杉野誠一は“声の色”で見たくもない人の感情や嘘が見えてしまうことに悩まされていた。そんな彼がキャンパスで出会ったのは声を失った透明な女の子。
『川澄真冬』と書かれたメモ帳で自己紹介をした彼女は、誠一の映像制作を手伝いたいと申し出た。不審がる誠一の前に、古ぼけたカセットが置かれる。そして、彼女は手伝う条件として、テープに録音された姉の歌を映像に入れて欲しいという。
声の色を気にせず話せる彼女に惹かれ、生まれて初めて心の色を知りたいと願う誠一。だけど、彼女の透明な色には秘密があって――。
『僕が七不思議になったわけ』の著者最新作!
芸大に通う杉野誠一は“声の色”で見たくもない人の感情や嘘が見えてしまうことに悩まされていた。そんな彼がキャンパスで出会ったのは声を失った透明な女の子。
『川澄真冬』と書かれたメモ帳で自己紹介をした彼女は、誠一の映像制作を手伝いたいと申し出た。不審がる誠一の前に、古ぼけたカセットが置かれる。そして、彼女は手伝う条件として、テープに録音された姉の歌を映像に入れて欲しいという。
声の色を気にせず話せる彼女に惹かれ、生まれて初めて心の色を知りたいと願う誠一。だけど、彼女の透明な色には秘密があって――。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「君の色に耳をすまして」感想・レビュー
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前作のような「見事に騙された」というものはないけれど、きれいな物語だった。ちょっとだけ特殊な能力を持った主人公と声を失った女の子の王道な恋愛物語。2015年09月11日58人がナイス!しています
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心の声に可視光を当てたミステリアスな物語。見えない心、見たくない他人の心の絵が切なくて引き込まれた。芸大で映像を学ぶ主人公杉野誠一は、人が話す声と表情から感情が色として見える「共感覚」の持ち主だ。先輩 …続きを読む2021年02月06日55人がナイス!しています
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バッドエンドなのかと途中、モヤモヤしましたが、ハッピーエンドで納得いく結末でした。誠一や真冬の立場、状況などは彼らのバックグラウンドを慮れば、読者として十分に共感できるものでした。そして、彼らの過去か …続きを読む2015年11月17日54人がナイス!しています