- 著者 卯花 かなり
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年07月25日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 322
- ISBN:
- 9784048653374
誰にも言わない
- 著者 卯花 かなり
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年07月25日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 322
- ISBN:
- 9784048653374
全てがあかされた後の二人に―― きっと、あなたの心が震える
第8回魔法のiらんど大賞〈銀賞〉受賞作!
誰かに愛されてみたかった。
全てがあかされた後の二人に――きっと、あなたの心が震える
金曜日の夜に始まり月曜日の朝に終わるオッサンと私の、密やかで淫らな関係に名前はない。
都内の進学校に通う高校3年生の妃望(ひの)は、父親とは生まれた時から引き離され、娘をかえりみない母親と二人で暮らしている。幼少の頃から自由を与えられなかった妃望は、学校では友達も作らず、家に帰っても一人、孤独な毎日を送っていた。
しかし母が留守になる週末には、隣の部屋の男と、締め切った部屋の中、ずっと二人で過ごしている。体の関係を重ねる二人は、恋人でもなければセフレでもない。安らぎを求めるように男の部屋に通う妃望は、何故かいつも記憶の一部を失くしている。男を「オッサン」と呼び、その名前を憶えることもない。
失くしてしまった妃望の記憶が戻った時――その中には、あまりにも残酷で悲しい真実が隠されていた。
誰かに愛されてみたかった。
全てがあかされた後の二人に――きっと、あなたの心が震える
金曜日の夜に始まり月曜日の朝に終わるオッサンと私の、密やかで淫らな関係に名前はない。
都内の進学校に通う高校3年生の妃望(ひの)は、父親とは生まれた時から引き離され、娘をかえりみない母親と二人で暮らしている。幼少の頃から自由を与えられなかった妃望は、学校では友達も作らず、家に帰っても一人、孤独な毎日を送っていた。
しかし母が留守になる週末には、隣の部屋の男と、締め切った部屋の中、ずっと二人で過ごしている。体の関係を重ねる二人は、恋人でもなければセフレでもない。安らぎを求めるように男の部屋に通う妃望は、何故かいつも記憶の一部を失くしている。男を「オッサン」と呼び、その名前を憶えることもない。
失くしてしまった妃望の記憶が戻った時――その中には、あまりにも残酷で悲しい真実が隠されていた。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。