夏服パースペクティヴ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
544
ISBN:
9784041033647
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夏服パースペクティヴ

  • 著者 長沢 樹
  • 写真 青山 裕企
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
544
ISBN:
9784041033647

夏休み、学校、そして殺人。本格ミステリの爆弾、ついに文庫化!

夏休みの映画撮影。撮影中キャストの女子高生が突如倒れ込む。その生徒の胸には深々とクロスボウが突き刺さっていた!? “かわいすぎる名探偵”樋口真由が卓越した推理力で、隠されたお驚きの真相に迫る! 夏休みの映画撮影。撮影中キャストの女子高生が突如倒れ込む。その生徒の胸には深々とクロスボウが突き刺さっていた!? “かわいすぎる名探偵”樋口真由が卓越した推理力で、隠されたお驚きの真相に迫る!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

映画と現実が交錯する空間から、読者を狙い撃ちする戦慄の仕掛けを見よ。
――千街晶之氏(文芸評論家)

読者に見せる物語の眺望(パースペクティヴ)を自在に操り、若者たちの意外かつシビアな真実を提示する。しかし、最後に残ったのは、若さの希望であった。その意味は噛みしめるべき価値がある。
――酒井貞道氏(書評家)
(「本の旅人」2012年12月号より)

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「夏服パースペクティヴ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ロケハン設定で作中作という発想は非常に面白い。リアルタイムで人物が動くことで、作中作が陥りやすい失敗を回避出来ている。反面、色々やろうとし過ぎて、纏まりがなくなった印象も強い。真壁側の背景と、美鈴側の ロケハン設定で作中作という発想は非常に面白い。リアルタイムで人物が動くことで、作中作が陥りやすい失敗を回避出来ている。反面、色々やろうとし過ぎて、纏まりがなくなった印象も強い。真壁側の背景と、美鈴側の背景がテーマのもとに上手く収束していないこと、もしくはソレをものともしない仕掛けを用意出来なかったことが痛いところ。読者には、登場人物には伏せられているカードが早くから呈示されているので、どこか違う角度からカウンターを喰らわせて欲しい。ただ、モヤモヤした厨二世界観とミステリの融合はしっかり為されていて面白い。 …続きを読む
    W-G
    2018年02月04日
    285人がナイス!しています
  • 【樋口真由シリーズ】第2弾。シリーズ物の設定として、第2弾が前作の前の物語という事に少し違和感がある。時系列順の本作から前作、この順番で読む方が良いのではないか、順番を代えた理由が解らない。パースペク 【樋口真由シリーズ】第2弾。シリーズ物の設定として、第2弾が前作の前の物語という事に少し違和感がある。時系列順の本作から前作、この順番で読む方が良いのではないか、順番を代えた理由が解らない。パースペクティブが背景とすると、何がおきているのかというWhatが、ミステリの謎解きの重点という事だろう。シリーズの特徴として、何かの誤認と消失が存在すると理解して推理すると良いと思う。物語最初に描かれている過去に起きた監禁殺人事件が、隠された生還者の現在へと繋がっていくのだが、流石に全てを明らかにする事は難しかった。 …続きを読む
    セウテス
    2021年08月07日
    76人がナイス!しています
  • 『冬空トランス』と間違えた!そして夏服は単行本を読んで消化不良だったことを思い出した・・・ 『冬空トランス』と間違えた!そして夏服は単行本を読んで消化不良だったことを思い出した・・・
    takaC
    2016年03月05日
    69人がナイス!しています

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著者紹介

写真:長沢 樹(ながさわ いつき)

長沢 樹(ながさわ いつき)

新潟県生まれ。2011年『消失グラデーション』で、第31回横溝正史ミステリ大賞〈大賞〉を受賞し、同作でデビュー。デビュー作にして「2012年版 このミステリーがすごい!」(宝島社)、「2012 本格ミステリ・ベスト10」(原書房)にて、ともに第6位を獲得。

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