天佑なり 下 高橋是清・百年前の日本国債

2014年 第33回 新田次郎賞

天佑なり 下 高橋是清・百年前の日本国債

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041031728
label

2014年 第33回 新田次郎賞

天佑なり 下 高橋是清・百年前の日本国債

  • 著者 幸田 真音
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041031728

不世出の財政家の生涯を描く--新田次郎賞受賞作!

日露戦争の戦費調達を命じられた高橋是清は、ロンドンで日本国債を売り出し、英語力と人脈を駆使して成功を収める。蔵相、首相をも歴任、金融恐慌の鎮静化にも尽力するが、そこへ軍国主義の波が押し寄せる。 日露戦争の戦費調達を命じられた高橋是清は、ロンドンで日本国債を売り出し、英語力と人脈を駆使して成功を収める。蔵相、首相をも歴任、金融恐慌の鎮静化にも尽力するが、そこへ軍国主義の波が押し寄せる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

高橋是清の生涯

各界から絶賛の声!


国を想い、家族を愛し、友を信じた
激烈な男の人生に熱い涙がこぼれた!
――弘兼憲史(漫画家)

待ちに待った是清が登場した! 
今のアベノミクスを、彼ならどう見るのだろうか?
――岸井成格(毎日新聞特別編集委員)

不世出の財政家・高橋是清の
波乱万丈の生涯を描く歴史経済小説!
――榊原英資(青山学院大学教授)

大胆な金融政策で国難に挑んだ高橋是清。
日本の未来は、この男を知ることにある!
――末國善己(文芸評論家)

日本経済をたったひとりで支えた男。
明治のサムライはこんなにかっこいい!
――東えりか(書評家)

是清が活躍した時代は、今の状況によく似ている。
日本を元気にするヒントが詰まっている。
――伊藤元重(東京大学名誉教授)










同じシリーズの作品

プロモーションムービー

『天佑なり』幸田真音さんインタビュー

「天佑なり 下 高橋是清・百年前の日本国債」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 小説としては、上巻の波瀾万丈の前半生の方が面白いが、日銀の副総裁として、日露戦争の戦費調達のため、日本国債を海外で売ろうと倫敦に行くあたりから、金融のスペシャリストである真音さんらしい経済・金融小説に 小説としては、上巻の波瀾万丈の前半生の方が面白いが、日銀の副総裁として、日露戦争の戦費調達のため、日本国債を海外で売ろうと倫敦に行くあたりから、金融のスペシャリストである真音さんらしい経済・金融小説になっていく。そして是清は、日銀総裁を経て、大蔵大臣と、いよいよ政治の世界へ。その後、原敬の後を受けて、総理大臣にもなるが、やはり高橋是清と言えば、6回も勤めた大蔵大臣。ケインズ理論よりも以前にケインズ的な積極財政政策を実行していたことに改めて驚きを覚える。 …続きを読む
    いたろう
    2015年11月07日
    51人がナイス!しています
  • 日銀に入り活躍する是清。日露戦争の戦費調達の為の外債発行を苦労しながらも成功させ、その手腕が買われ大蔵大臣に就任すると、大正から昭和にかけての日本財政の危機を幾度も救っていく。一気に経済小説らしくなり 日銀に入り活躍する是清。日露戦争の戦費調達の為の外債発行を苦労しながらも成功させ、その手腕が買われ大蔵大臣に就任すると、大正から昭和にかけての日本財政の危機を幾度も救っていく。一気に経済小説らしくなり、丁寧な人物描写が好きな自分にとって文体が好みではない所もあるが、是清の人物像があまりに魅力的。若い頃からの経験で身につけた経済感覚と国際感覚、信念を曲げない強さ、そして無私の精神で、危機を救い、多くの人に頼られ、軍部の横暴にも頑として譲らない姿に惹き付けられた。それだけに二・二六の凶行に憤りを禁じ得ない。 …続きを読む
    Book & Travel
    2016年10月28日
    38人がナイス!しています
  • 下巻に入り、経済小説としての色が一気に濃くなりました。 幸田真音さんの得意分野ですものね。高橋是清については、 長く大蔵大臣を務めたのは何となく知っていましたが、総理大臣にもなられていたのですね。ですが 下巻に入り、経済小説としての色が一気に濃くなりました。 幸田真音さんの得意分野ですものね。高橋是清については、 長く大蔵大臣を務めたのは何となく知っていましたが、総理大臣にもなられていたのですね。ですがやはり、財政家としての活躍の方が印象強いです。戦費を調達するため国際的な公債募集を成功させるなど、この時代の日本が数々の難局を乗り切ったのは、その手腕によるところが大きかったのですね。とても濃厚な作品でした。そして、とても勉強になりました。 …続きを読む
    Walhalla
    2022年07月28日
    36人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品