七〇歳の絶望

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
232
ISBN:
9784040820033
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七〇歳の絶望

  • 著者 中島 義道
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
232
ISBN:
9784040820033

みなさん。どうせ絶望するのだから、哲学しましょう。

どれほど豊かな人生でも「死ぬ限り」絶望的である。
中島義道、七〇歳――。
老境を迎えた哲学者の心境とその日々。

二〇一六年七月   私は少しずつ丹念に未来を殺害してきた

二〇一六年八月   「先生、晩年の心境はいかがですか?」

二〇一六年九月   いま急激に「世界観」も「私観」も変わりつつある

二〇一六年十月   私は、ひたすら自分を救うために書いている

二〇一六年十一月  人生のすべての苦しみは「私がいる」と思い込んでいること

二〇一六年十二月  あと何年ここまで歩いて登ってこられるだろうか

二〇一七年一月   私はこういう記念日が嫌いなので、何もしない

二〇一七年二月   過去と未来の絶対的差異性という大きな問題

二〇一七年三月   私は息をしているあいだは希望をもっている

二〇一七年四月   彼らを見渡しながら、過去とは何か、ふたたび考える

二〇一七年五月   じつは誰も真の意味で憎くはなく、恨めしくもないのだ

二〇一七年六月   すべてを「逆の視点」から見直すと見通しがよくなる

二〇一七年七月   「ハッピー、バースディ、トゥー、ユー!」
どれほど豊かな人生でも「死ぬ限り」絶望的である。
中島義道、七〇歳――。
老境を迎えた哲学者の心境とその日々。

二〇一六年七月   私は少しずつ丹念に未来を殺害してきた

二〇一六年八月   「先生、晩年の心境はいかがですか?」

二〇一六年九月   いま急激に「世界観」も「私観」も変わりつつある

二〇一六年十月   私は、ひたすら自分を救うために書いている

二〇一六年十一月  人生のすべての苦しみは「私がいる」と思い込んでいること

二〇一六年十二月  あと何年ここまで歩いて登ってこられるだろうか

二〇一七年一月   私はこういう記念日が嫌いなので、何もしない

二〇一七年二月   過去と未来の絶対的差異性という大きな問題

二〇一七年三月   私は息をしているあいだは希望をもっている

二〇一七年四月   彼らを見渡しながら、過去とは何か、ふたたび考える

二〇一七年五月   じつは誰も真の意味で憎くはなく、恨めしくもないのだ

二〇一七年六月   すべてを「逆の視点」から見直すと見通しがよくなる

二〇一七年七月   「ハッピー、バースディ、トゥー、ユー!」

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「七〇歳の絶望」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 市の図書館本で読みました。 日記の形式に近いんですが、哲学塾の内容や著書絡みの打ち合わせその他、色んな場所に行ってはその都度、哲学者らしい施策をめぐらしたり、といった日常が見えます。ただ、列車内で化粧 市の図書館本で読みました。 日記の形式に近いんですが、哲学塾の内容や著書絡みの打ち合わせその他、色んな場所に行ってはその都度、哲学者らしい施策をめぐらしたり、といった日常が見えます。ただ、列車内で化粧をしている人を怒鳴りつけたり、はどうでしょうか。気に食わないのも分からないではないんですが……。 まえがきが割とキーポイントでした。ある種の極論も書かれています。 …続きを読む
    山口透析鉄
    2024年06月21日
    27人がナイス!しています
  • 哲学塾の経営、講演、油絵を描いて出品活動、そして音や電気に抗議するときは声を張り上げるという「気晴らし」行動、特に電車内で化粧する女性に怒鳴っての注意と女性とのバトルの場面には70歳とは思えないエネル 哲学塾の経営、講演、油絵を描いて出品活動、そして音や電気に抗議するときは声を張り上げるという「気晴らし」行動、特に電車内で化粧する女性に怒鳴っての注意と女性とのバトルの場面には70歳とは思えないエネルギーを感じ、70歳の絶望というより70歳の充実がタイトルとしてふさわしいというのが読後の感想である。 …続きを読む
    団塊シニア
    2018年04月27日
    25人がナイス!しています
  • 「絶望」? どこが? 日記として綴られた本書から見えてくるのは常に哲学的な思索を走らせ、勤勉に考え続ける著者の姿である。それはかつてのように自分自身を掘り下げて自虐的になりすぎることもなく、ベクトルは外 「絶望」? どこが? 日記として綴られた本書から見えてくるのは常に哲学的な思索を走らせ、勤勉に考え続ける著者の姿である。それはかつてのように自分自身を掘り下げて自虐的になりすぎることもなく、ベクトルは外に向いている。だからこそ拍子抜けするほど読みやすいし、読んだあと暗い気持ちにもならない(という感想は多分著者は喜ばないだろうが)。中島義道はある意味では絶望すること、死を恐れることを「芸」にしてしまったのではないかと思う。そして、読者としてはその「芸」を繰り返す中島義道という個人の滑稽さをも笑うべきだと思う …続きを読む
    踊る猫
    2021年11月18日
    24人がナイス!しています

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