日英同盟 同盟の選択と国家の盛衰

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044092238
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日英同盟 同盟の選択と国家の盛衰

  • 著者 平間 洋一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044092238

同盟外交の歴史から日本の針路を探る!

世界の海を支配する、大英帝国と対等の立場で締結した「日英同盟」。明治維新後まもない日本の国際的な地位を一気に高めて、営々と続けてきた近代化と富国強兵の夢を実現し、念願の列強入りを果たした。しかし、大陸国家のロシアやドイツとの同盟が、日本を破滅の道に追い込んでいった――。軍事外交史研究の泰斗が、日本の命運を決めた歴史的な選択を再検証。同盟国選定の要件と政策の意義から、近代外交の要諦を探る。 世界の海を支配する、大英帝国と対等の立場で締結した「日英同盟」。明治維新後まもない日本の国際的な地位を一気に高めて、営々と続けてきた近代化と富国強兵の夢を実現し、念願の列強入りを果たした。しかし、大陸国家のロシアやドイツとの同盟が、日本を破滅の道に追い込んでいった――。軍事外交史研究の泰斗が、日本の命運を決めた歴史的な選択を再検証。同盟国選定の要件と政策の意義から、近代外交の要諦を探る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

 はじめに

第1章 日朝清三国同盟から日英同盟へ
第2章 日英同盟とイギリスの真意
第3章 日英同盟と日露戦争
第4章 イギリスの援助
第5章 日露戦争後の日英同盟
第6章 日本海軍の対英支援作戦
第7章 陸軍のヨーロッパ派兵要請と日本
第8章 アジア主義と日英中関係
第9章 離反する日英両国
第10章 ワシントン会議と日英米関係
第11章 第二次世界大戦と中国・ソ連要因
第12章 第二次世界大戦とドイツ要因
第13章 同盟の選択と国家の盛衰

おわりに

「日英同盟 同盟の選択と国家の盛衰」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 斜め右から見た日本近代外交史。日露戦争に二年前に締結され1923年、主に米国の策略により破棄された日英同盟をいろいろな史実から見直しています。当時の中国は欧米にとって早い者勝ちの美味しいパイ。そこにいつも 斜め右から見た日本近代外交史。日露戦争に二年前に締結され1923年、主に米国の策略により破棄された日英同盟をいろいろな史実から見直しています。当時の中国は欧米にとって早い者勝ちの美味しいパイ。そこにいつものように抜け駆けするロシアとアングロサクソンでない日本の登場で様々な駆け引きが生れます。アジア、アフリカは欧米のしもべとなるのが当然といった雰囲気がつい百年前までの世界の常識でした。日露戦争後、すでに対日戦争を想定していた米国はすごいですね。外交って複雑怪奇、魑魅魍魎です。 …続きを読む
    to boy
    2015年09月22日
    20人がナイス!しています
  • 日英同盟締結における裏の主役がドイツだったというのは面白い。当時、ドイツのヴィルヘルム2世は、3B政策の下、ロシアとバルカンで対決することを避けたがっていた。そこでヴィルヘルム2世は、ロシアの圧力を反対の 日英同盟締結における裏の主役がドイツだったというのは面白い。当時、ドイツのヴィルヘルム2世は、3B政策の下、ロシアとバルカンで対決することを避けたがっていた。そこでヴィルヘルム2世は、ロシアの圧力を反対の極東に向けるために、日露戦争を焚きつけた。ロシアのニコライ2世もその気になって満州への南下政策を進めていたが、肝心の日本は慎重であり、さらに伊藤博文を初めとして日露協商を締結しようという動きさえあった。ヴィルヘルム2世は慎重な日本を戦争に駆り立てる国、日本を後押しする国が必要だと考えた。イギリスである。 …続きを読む
    coolflat
    2017年01月17日
    15人がナイス!しています
  • 開国後、日本の立ち位置は非常に微妙だった。西洋諸国からの圧力を受けつつ、中国との協力体制を作ることもできず、西洋諸国の力を借りつつ自立の道を歩んだ。そこに強力な助っ人となる英国が現れる。対中、対露政策 開国後、日本の立ち位置は非常に微妙だった。西洋諸国からの圧力を受けつつ、中国との協力体制を作ることもできず、西洋諸国の力を借りつつ自立の道を歩んだ。そこに強力な助っ人となる英国が現れる。対中、対露政策についての利害関係が一致し、英国が東アジアの治安維持という観点で日本に期待した点もある。日英同盟により日本は近代国家としてのマナーを身に着けた。しかし、第一次大戦により英国も力を失い、日本も英国に対して不信感を持つようになり、日英同盟が潰える。その後の歴史はご存じの通り。 …続きを読む
    takam
    2020年03月24日
    11人がナイス!しています

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