ひとつ海のパラスアテナ2

ひとつ海のパラスアテナ2

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年04月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
376
ISBN:
9784048650526
label

ひとつ海のパラスアテナ2

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年04月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
376
ISBN:
9784048650526

第21回電撃小説大賞<大賞>作の続編が早くも登場!

「大丈夫。助けはきっと来るよ」
 見渡す限りの水平線(ホライゾン)。浮き輪もなしで波間に漂う少女・アキと、もう一人。疲労は、限界だった。『溺死』という不吉な二文字が、脳裏をよぎる。
「……来ないと、思います」
 波間にぽつんとたゆたう二人。海と空。二色の青しか存在しない現代(アフター)で、漂流者を助ける者は漂流者自身しかいない。
「大丈夫。絶対助かるよ」
「助かりません」
 二人の周囲には、海面から太いケーブルが脱出を遮るように突き出し、漏電によって稲妻のように輝いていた。ケーブルの上には、獲物の命が尽きるのを待つ猛禽の眼もあった。 少女が悟ったように、微笑みながら言った。
「助けは『絶対に』来ないんです。ここは……セントゥリア海峡ですから」
 絶望的な状況の中で――二人の「生きるための戦い」が、始まる。
「大丈夫。助けはきっと来るよ」
 見渡す限りの水平線(ホライゾン)。浮き輪もなしで波間に漂う少女・アキと、もう一人。疲労は、限界だった。『溺死』という不吉な二文字が、脳裏をよぎる。
「……来ないと、思います」
 波間にぽつんとたゆたう二人。海と空。二色の青しか存在しない現代(アフター)で、漂流者を助ける者は漂流者自身しかいない。
「大丈夫。絶対助かるよ」
「助かりません」
 二人の周囲には、海面から太いケーブルが脱出を遮るように突き出し、漏電によって稲妻のように輝いていた。ケーブルの上には、獲物の命が尽きるのを待つ猛禽の眼もあった。 少女が悟ったように、微笑みながら言った。
「助けは『絶対に』来ないんです。ここは……セントゥリア海峡ですから」
 絶望的な状況の中で――二人の「生きるための戦い」が、始まる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

同じシリーズの作品

「ひとつ海のパラスアテナ2」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 何を書いてもネタばれになる気がする。「アキがあまり成長してない」という意見が散見されますけど、指導者のいない十代なんてそんなものなのでは? 本巻で描かれたような事件がなければ、アキタカやシマさんみたい 何を書いてもネタばれになる気がする。「アキがあまり成長してない」という意見が散見されますけど、指導者のいない十代なんてそんなものなのでは? 本巻で描かれたような事件がなければ、アキタカやシマさんみたいな人がいない限りは…。そして何というクリフハンガー回! 待て、次巻! …続きを読む
    Susumu Miki(Dik-dik)
    2015年04月17日
    25人がナイス!しています
  • 内容はタカと別れて一年…再会の場所に向かうアキだったが『セイレーンの歌』に襲われ気を失い、気づけば海賊に助けられてしまい…。コレはアキ(女の子)のハーレム(もちろん女の子)物語なんですね、分かります^o^。新 内容はタカと別れて一年…再会の場所に向かうアキだったが『セイレーンの歌』に襲われ気を失い、気づけば海賊に助けられてしまい…。コレはアキ(女の子)のハーレム(もちろん女の子)物語なんですね、分かります^o^。新ヒロインのオルカちゃん可愛いよ(ロリ枠登場)。アキはハーレム主人公で良いよもうあまりにも少年すぎるw。ヘンタイであることは間違いないw。ストーリー的には唐突感は多々感じました。命の危機に陥りすぎだよアキは…。しかし設定は新鮮だし何よりキャラが可愛いので次巻も期待です^o^。三人の少女にボン・ボヤージ! …続きを読む
    giant★killing
    2015年04月23日
    24人がナイス!しています
  • 終わり方ちょっと待って…。これはブルーホールが地盤沈下で形成された、のか? それはそうとガルガンティアでエイミーが乗るサーフカイトとかならまだしも、パラスアテナを飛ばすのはさすがに無理だろ。タカの機体 終わり方ちょっと待って…。これはブルーホールが地盤沈下で形成された、のか? それはそうとガルガンティアでエイミーが乗るサーフカイトとかならまだしも、パラスアテナを飛ばすのはさすがに無理だろ。タカの機体は『紅の豚』みたいな戦闘機か偵察機だし、そもそもアンカーを撃ち込まれた時点で空中分解する気が…。 この作品、シビアな世界でも機転と発想で頑張って生きてます!という路線なのに、いつも急に現実味をなくすんだよなぁ…。せめて緩急が上手くついていれば良いんだが。 P.S.アキの出会ったダイバーは果たして誰だったのか? …続きを読む
    睦月@農家見習い
    2016年05月24日
    17人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品