- 著者 海猫沢 めろん
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年06月30日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 264
- ISBN:
- 9784041028292
夏の方舟
- 著者 海猫沢 めろん
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2016年06月30日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 264
- ISBN:
- 9784041028292
帰ってきたクラスメイトは「女」になっていた。奇才が描く欲望と葛藤の夏。
「わかりませんか。僕ですよ。久しぶりですね先輩」
かつてのクラスメートの男子は、ある夏、妖艶な女となって、突然、島に帰ってきた。
男たちに苦悩を呼び起こし、欲望にもだえさせるために。
瀬戸内海のある島に一人暮らしをしている水無月陸は、地域振興の一環として島巡りのガイドシステムを開発している。あるとき、港から続く道で、女性と見まがう男と出会う。彼の名は黒坂聖(せい)。かつてのクラスメートだった……その瞬間から陸の中に、苦い過去の記憶がよみがえり、淫靡な欲望が芽生え始める。(「水のかげふみ」)。 同僚と訪れた秘密クラブでは、毎週金曜日に過激なSMショーが繰り広げられていた。男はその異常な空間の中で、ある女に似た美しい男「S」にのめり込んでいく……(「サロメは金曜日」)ほか、一人の美しい男を巡る、淫靡で狂おしい葛藤劇。奇才・海猫沢めろんが描く、限りなく透明でj純粋な欲望の行く着く先。そこは楽園か、絶望か…・・。
かつてのクラスメートの男子は、ある夏、妖艶な女となって、突然、島に帰ってきた。
男たちに苦悩を呼び起こし、欲望にもだえさせるために。
瀬戸内海のある島に一人暮らしをしている水無月陸は、地域振興の一環として島巡りのガイドシステムを開発している。あるとき、港から続く道で、女性と見まがう男と出会う。彼の名は黒坂聖(せい)。かつてのクラスメートだった……その瞬間から陸の中に、苦い過去の記憶がよみがえり、淫靡な欲望が芽生え始める。(「水のかげふみ」)。 同僚と訪れた秘密クラブでは、毎週金曜日に過激なSMショーが繰り広げられていた。男はその異常な空間の中で、ある女に似た美しい男「S」にのめり込んでいく……(「サロメは金曜日」)ほか、一人の美しい男を巡る、淫靡で狂おしい葛藤劇。奇才・海猫沢めろんが描く、限りなく透明でj純粋な欲望の行く着く先。そこは楽園か、絶望か…・・。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
第一話 「夏の方舟」
第一章 水の影踏み
第二章 夏の刺青
第二話 「サロメのいない金曜日」
第三話 「こどもたちの素数」
第一章 水の影踏み
第二章 夏の刺青
第二話 「サロメのいない金曜日」
第三話 「こどもたちの素数」