世界の名作を読む 海外文学講義

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044000370
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世界の名作を読む 海外文学講義

  • 著者 工藤 庸子
  • 著者 池内 紀
  • 著者 柴田 元幸
  • 著者 沼野 充義
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044000370

『ドン・キホーテ』『罪と罰』から、『変身』『失われた時を求めて』まで

時を超え、世界中で読み継がれる文学の古典は、
21世紀を生きる私たちにとってなお身近な感覚や切実な問いを突きつけている。
『ドン・キホーテ』『罪と罰』『ボヴァリー夫人』『失われた時を求めて』などの
大作から、チェーホフやカフカ、メルヴィルの短篇まで、
フィクションを読む技法と愉しみを知りつくした4人が徹底解説。
放送大学でロングラン9年の大人気講義に
原典の名訳・新訳を交えて再構成した、海外文学案内の決定版。
時を超え、世界中で読み継がれる文学の古典は、
21世紀を生きる私たちにとってなお身近な感覚や切実な問いを突きつけている。
『ドン・キホーテ』『罪と罰』『ボヴァリー夫人』『失われた時を求めて』などの
大作から、チェーホフやカフカ、メルヴィルの短篇まで、
フィクションを読む技法と愉しみを知りつくした4人が徹底解説。
放送大学でロングラン9年の大人気講義に
原典の名訳・新訳を交えて再構成した、海外文学案内の決定版。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

編者まえがき (工藤庸子)

1. セルバンテス 『ドン・キホーテ』 (工藤庸子)
2. 昔話――シャルル・ペローとグリム兄弟 (工藤庸子)
3. ダニエル・デフォー 『ロビンソン・クルーソー』 (工藤庸子)
4. シャーロット・ブロンテ 『ジェイン・エア』 (工藤庸子)
5. ドストエフスキー 『罪と罰』 (沼野充義)
6. チェーホフ 『ワーニカ』『かわいい』『奥さんは小犬を連れて』 (沼野充義)
7. フローベール 『ボヴァリー夫人』 (工藤庸子)
8. フローベール 『純な心』 (工藤庸子)
9. ハーマン・メルヴィル 『書写人バートルビー』 (柴田元幸)
10. マーク・トウェイン 『ハックルベリー・フィンの冒険』 (柴田元幸)
11. ジュール・ヴェルヌ 『八十日間世界一周』 (工藤庸子)
12. フランツ・カフカ 『変身』 (池内紀)
13. フランツ・カフカ 『断食芸人』 (池内紀)
14. 女性と文学――ヴァージニア・ウルフとコレット (工藤庸子)
15. マルセル・プルースト 『失われた時を求めて』 (工藤庸子)
16. イタロ・カルヴィーノ 『魔法の庭』『楽しみはつづかない』『ある夫婦の冒険』 (工藤庸子)

 編者あとがき (工藤庸子)

「世界の名作を読む 海外文学講義」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 工藤庸子の文学講義。『ドン・キホーテ』から始まるのが嬉しい。全体的にモダンな作品を扱いながらポスト・モダンな読みかな。フローベルのキッチュな『純な心』とか。カフカ『断食芸人』は作品とカフカ自身を重ねて 工藤庸子の文学講義。『ドン・キホーテ』から始まるのが嬉しい。全体的にモダンな作品を扱いながらポスト・モダンな読みかな。フローベルのキッチュな『純な心』とか。カフカ『断食芸人』は作品とカフカ自身を重ねて涙が出そうになる。そして『失われた時を求めて』も。フェミニズム関係では『ジェイン・エア』をヴァージニア・ウルフにつなげて解釈する。「開かれた文学」なのだ。一つの作品がそこで閉じるのではなく次の読書に繋がる。そんな文学の楽しみ。最後のカルヴィーノは引用が出来なかったが、カルヴィーノの初期はリアリズム文学なのだ。 …続きを読む
    かふ
    2023年09月26日
    18人がナイス!しています
  • これも知ってる、あれも知ってる、というタイトルと作家ばかりだけれど、「読んでいる」と侮るなかれでした。大昔に読んだものは細かいディテールは忘れているし、比較的最近読んだものでも解説されてみると「そんな これも知ってる、あれも知ってる、というタイトルと作家ばかりだけれど、「読んでいる」と侮るなかれでした。大昔に読んだものは細かいディテールは忘れているし、比較的最近読んだものでも解説されてみると「そんな読み方してなかった!」となる。あと、この本には各章に「読書案内」が付いていて関連本情報があるのです。再読も含め、読まなければと思う本が積みあがります。比較的たっぷり作品の引用がされていて作品の文章に直に触れられるので、頭の上で解説だけがされている感じがしないのもとても良かったです。 …続きを読む
    ユーカ
    2023年05月22日
    14人がナイス!しています
  • 子供の頃に読んだ名作。これらは大人になった今こそ読み返すべき、と痛感した。「ロビンソン・クルーソー」も「八十日間世界一周」も、上から目線の文明人ヨーロッパ人至上主義とか、目から鱗。子供の頃はそんな視点 子供の頃に読んだ名作。これらは大人になった今こそ読み返すべき、と痛感した。「ロビンソン・クルーソー」も「八十日間世界一周」も、上から目線の文明人ヨーロッパ人至上主義とか、目から鱗。子供の頃はそんな視点はなく、ただ単に冒険物として、それはそれでいいのだが。放送大学の講義テキストの改変らしいが、とても分かりやすくて、おすすめ。 …続きを読む
    kibita
    2023年09月02日
    11人がナイス!しています

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