- 著者 井上 章一
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年10月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784044094904
愛の空間 男と女はどこで結ばれてきたのか
- 著者 井上 章一
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年10月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784044094904
野外から密室へ――性愛の「聖地」はどう変わってきたのか
終戦直後、皇居前広場は巨大な野外性愛空間だった!? かつてカップルは愛し合う物陰を探して東京中を徘徊していた。しかし、待合、ソバ屋、円宿、ラブホテルなどの施設が誕生し、日本独特の意匠をこらした空間で結ばれるようになる。性行為専用の空間を持ち、趣向を求めるのは日本だけに見られる現象である。なぜ屋内を好み、意匠にこだわるようになったのか。日本人の男女が愛し合う場所の変遷を辿る、性愛空間の文化史。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
第1章 森の恋人たち
第2章 芸者たちと、待合と
第3章 ソバ屋のできごと
第4章 円宿時代
第5章 鏡と風呂
第2章 芸者たちと、待合と
第3章 ソバ屋のできごと
第4章 円宿時代
第5章 鏡と風呂
「愛の空間 男と女はどこで結ばれてきたのか」感想・レビュー
-
先に(といっても、もう随分以前の1984年)『霊柩車の研究』(これはすごく面白いのだが、残念ながらもはや宮付きの霊柩車が姿を消して久しいので価値がやや下落)を上梓し、タナトスの次はエロスだというので本書が …続きを読む2019年03月25日339人がナイス!しています
-
ひとつ前に読んだ『性と愛の日本語講座』の中で、小谷野氏が「本書を書くに当たっては井上さんの方法にずいぶん刺激を受けた」と言挙げした一冊。折よく文庫化されていたので早速手に取る。ただし文庫版あとがきによ …続きを読む2016年01月14日8人がナイス!しています
-
皇居前広場がかつてはアオカンの名所だった……ていう掴みの部分から、日本の性愛をめぐる空間が屋外から屋内へと移り変わる過程を、雑誌や小説などから丹念に掬い上げている。待合と売春の関係、芸者とカフェ、「連れ …続きを読む2016年09月09日4人がナイス!しています