数学の魔術師たち

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044052218
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数学の魔術師たち

  • 著者 木村 俊一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044052218

「わからない」からこそ面白い! 摩訶不思議な数学の魅力を読み尽くす。

答えや解き方にこだわらず、まずは数学に潜む「不思議さ」を感じてみよう。理屈はあとからついてくる――自称「おもしろ数学の伝道師」が、わからないからこそおもしろい数学の魅力を、ユーモア溢れる筆致と様々な物語で紹介。カントール、ラマヌジャン、ヒルベルト、ゲーデルほか、天才的数術師たちの波瀾万丈のエピソードも交えながら、無限・矛盾・不完全性など、彼らを駆り立ててきた、摩訶不思議な世界を解き明かす。 答えや解き方にこだわらず、まずは数学に潜む「不思議さ」を感じてみよう。理屈はあとからついてくる――自称「おもしろ数学の伝道師」が、わからないからこそおもしろい数学の魅力を、ユーモア溢れる筆致と様々な物語で紹介。カントール、ラマヌジャン、ヒルベルト、ゲーデルほか、天才的数術師たちの波瀾万丈のエピソードも交えながら、無限・矛盾・不完全性など、彼らを駆り立ててきた、摩訶不思議な世界を解き明かす。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

 はじめに

第1章 無限の章
無限の国のアリス
比例考
続・無限の国のアリス
数術師列伝~無限地獄の勇者、カントール
数術師~神話篇
足し算をする人々
数術師伝説~志学篇
バラモンの天才数術師、ラマヌジャン
Chinese Baby Problem
ラマヌジャン・ファンタジー1

第2章 矛盾の章
証明とは何か
命がけの対偶論争
ラマヌジャン・ファンタジー2
ウソつき村ときまぐれ者
パラドックス!
天才計算術師オイラー
トポロジークエスト
ラマヌジャン・ファンタジー3
解答篇

第3章 不完全の章
数術師伝説~意味のない数(前篇)
足し算の国のアリス
数術師伝説~意味のない数(後篇)
矛盾の国のアリス
数術師・問題篇
ギリシャの数術師たち
曲面の戦い
非ユークリッド幾何学
万能の数術師ヒルベルト
現代数学の発想

第4章 コンピューターの章
フェルマーの最終定理
コンピューターと人間、どちらが賢いか?
矛盾の国のアリス~解決篇(前篇)
クルト・ゲーデル
いまどきの暗号
矛盾の国のアリス~解決篇(中篇)
ラマヌジャン・ファンタジー4
矛盾の国のアリス~解決篇(後篇)
矛盾ということ
エピローグ~意味のない数の意味

付録A 本格的な数学に触れてみたい人のための注釈
ラマヌジャン・ファンタジーの解答
比例考
ピンポン玉のスライスの面積
カントールのオリジナルの証明
マハーラノービスの問題の初等的な答え
フェルマーの無限降下法
オイラーの定理の証明

付録B 参考文献および文献案内

あとがき
文庫版あとがき

「数学の魔術師たち」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ヒルベルトの「有限の立場」は論理の算術化を含意した。ロジックを計算に落とすことによって無矛盾を追求する手法そのものが、その企てを崩壊させるゲーデルの痛撃を生み出す。そんな中で計算機の登場はいかなる意味 ヒルベルトの「有限の立場」は論理の算術化を含意した。ロジックを計算に落とすことによって無矛盾を追求する手法そのものが、その企てを崩壊させるゲーデルの痛撃を生み出す。そんな中で計算機の登場はいかなる意味を持つのか。計算機は文字通り計算しかしないという意味で、変な話だが pure math の実行者であるととらえることもできる。思考機械の証明を自然数で表現して自然数論に埋め込むことで、無矛盾の証明の不可能性へ至るゲーデルの構想を忠実に辿るストーリー(たぶん)。おもしろ計算問題が付録に付いている。 …続きを読む
    猫丸
    2021年08月16日
    13人がナイス!しています
  • 難しいが数学の不思議さは楽しめる本だと思う。でも、なんだかごちゃごちゃし過ぎてた。不思議の国のアリスめいた章はとっかかりやすくて私は好きだったが、合間に数学者の評伝のような章やら著者による数学の問題や 難しいが数学の不思議さは楽しめる本だと思う。でも、なんだかごちゃごちゃし過ぎてた。不思議の国のアリスめいた章はとっかかりやすくて私は好きだったが、合間に数学者の評伝のような章やら著者による数学の問題やエピソードやら挿入されて話がぶつ切りにされて気が散った。正直言って読みにくかった。 …続きを読む
    ともゑ
    2019年04月12日
    8人がナイス!しています
  • 一風変わった数学ものです。常識はずれの数学の天才たちであるカントール、ラマヌジャン、ヒルベルト(比較的普通か)、ゲーデルなどの短い評伝が途中に挟まれていたり、その他は問題を出し合って答えていく変な不思 一風変わった数学ものです。常識はずれの数学の天才たちであるカントール、ラマヌジャン、ヒルベルト(比較的普通か)、ゲーデルなどの短い評伝が途中に挟まれていたり、その他は問題を出し合って答えていく変な不思議なアリス的なストーリーになっている。ヒルベルトの有能さがよくわかった。無限や矛盾、自己言及文とかはなかなか難しいです。これで数学の面白さに気づくのは難しいのではないかな。 …続きを読む
    BIN
    2018年07月04日
    6人がナイス!しています

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