境界の民 難民、遺民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年03月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041025383

境界の民 難民、遺民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々

  • 著者 安田 峰俊
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年03月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041025383

話題作『和僑』から2年。国民国家の「エラー」にされた民を追う濃厚ルポ!

なぜ女子大生は「無国籍者」となったのか? なぜ軍閥高官の孫は夜の街の住人となったのか? 国家という枠組みを取り払った場所で生きる人たちが、本当に大切にしているものは何か。彼らから見た日本とは――。 なぜ女子大生は「無国籍者」となったのか? なぜ軍閥高官の孫は夜の街の住人となったのか? 国家という枠組みを取り払った場所で生きる人たちが、本当に大切にしているものは何か。彼らから見た日本とは――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「境界の民 難民、遺民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「難民」という言葉から何を連想するか。最近シリア難民の話題を目にすることが多いこともあり、特殊で大変で弱くてかわいそう、そんなイメージを漠然と抱いていたことに改めて気づきました。「はじめに」の中にあっ 「難民」という言葉から何を連想するか。最近シリア難民の話題を目にすることが多いこともあり、特殊で大変で弱くてかわいそう、そんなイメージを漠然と抱いていたことに改めて気づきました。「はじめに」の中にあった小見出し、『マジョリティはマイノリティに同情する、ただし理解はしない』これがすべてを語っていると思った。 …続きを読む
    2015年11月03日
    50人がナイス!しています
  • 国と国の境界線に立つ人々を描くノンフィクション。毎日新聞の書評で取り上げられていたので、さっと読了。在日ベトナム人の話からはじまり、ウイグル自治区、上海、台湾と舞台は移っていく。日本の右派が、ウイグル 国と国の境界線に立つ人々を描くノンフィクション。毎日新聞の書評で取り上げられていたので、さっと読了。在日ベトナム人の話からはじまり、ウイグル自治区、上海、台湾と舞台は移っていく。日本の右派が、ウイグルや台湾の独立運動と関わりを持っているのはなぜなのか、と不思議に思っていたが、ただ反共の1点で繋がっているというだけなんですね。なるほど。頭でっかちにならず、現場を重視する著者のスタンスには好感が持てます。雑誌記者が長いらしく文章も読みやすかった。 …続きを読む
    おさむ
    2019年08月07日
    45人がナイス!しています
  • 知らない事ばかり…ちゃんとわかるかな?と心配しながら読み始めたけど、すごく読みやすかった。こちらが勘違いしてる事、知らないであろうことを提示しつつ、歴史や内情を順序良く説明してくれるから、そういうこと 知らない事ばかり…ちゃんとわかるかな?と心配しながら読み始めたけど、すごく読みやすかった。こちらが勘違いしてる事、知らないであろうことを提示しつつ、歴史や内情を順序良く説明してくれるから、そういうことなのか!へぇー、ふむふむ…となる。最初に持った「境界の民」という言葉のイメージとは違う、今そこに生きている人間を伝えてくれる。自分の感覚を次々に覆される面白さが良い。これって中国の現体制や日本のフィクサーにまで切り込んでいて、結構危ないのでは?と、そういう事に縁遠い私はドキドキしながら読みました。 …続きを読む
    ころりんぱ
    2015年04月08日
    45人がナイス!しています

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