- 著者 ヒュー・ハウイー
- 訳者 雨海 弘美
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年07月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784041025055
サンド
- 著者 ヒュー・ハウイー
- 訳者 雨海 弘美
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年07月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784041025055
砂丘に囲まれた街、崩壊した社会の中を家族は生き抜く。砂に潜って。
砂丘に囲まれた街、導く者のいない社会は紛争や爆撃など頻発する暴力に晒されるコミュニティー。その街に、一家の主を失い、壊れかかったある家族がいた。母ローズは街の男たちを相手に売春宿を営み、長女ビクトリアは「サンドダイバー」として優れたスキルに恵まれながら盗賊のような男たちと関わり、家に寄りつかない生活をしていた。長男パーマーは父や姉と同じダイバーの道を選びながら怪しげな雇われ仕事に手を出し、まだ18のコナーは見習いダイバーにもなれず、11歳の末弟ロブは才能の片鱗を伺わせるものの、まだまだ頼りない子供だった。父の失踪でばらばらになった家族だが、父の娘を名乗る少女が現れ、街が消滅の危機に直面するなかで、互いの生存のために心を寄せ合い、やがて絆を取り戻していく。自分たちよりも大きなものに立ち向かう現実を受け入れるために……。砂漠化した米国コロラド州を想起させる未来の街を舞台に、砂に閉ざされた共同体の脆さとある家族の痛み、悲しみ、再生と希望を描いたSFファンタジー小説の秀作。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「サンド」感想・レビュー
-
これは1冊で完結しているのかなと思ったけど、そんなことはなかった。砂に潜るという発想が新鮮。なんとなく、マイクラの世界を想像しました。2018年05月23日8人がナイス!しています
-
かつての文明が砂に埋もれてしまった世界。人々は砂の侵食に脅かされながら日々暮らしている。ヴィクトリアらサンドダイバーは砂に潜って宝を探す職業で、ある日伝説の古代都市が発見されたという噂が街を駆け巡る。 …続きを読む2023年06月30日3人がナイス!しています
-
未来の砂漠の世界が舞台のディストピア小説。ダイバーは砂を自由に扱います。訳者あとがきで続編が予定されているそうですが、かなりの年数が経ってしまっています。続きは読めるのでしょうか?2021年08月02日3人がナイス!しています