- 著者 恒川 光太郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年12月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041024720
月夜の島渡り
- 著者 恒川 光太郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年12月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041024720
海の向こう、洞窟の奥深く、町場の片隅――島には異界が満ちあふれている
鳴り響く胡弓の音色は死者を、ヨマブリを、呼び寄せる――。願いを叶えてくれる魔物の隠れ家に忍び込む子供たち。人を殺めた男が遭遇した、無人島の洞窟に潜む謎の軟体動物。小さなパーラーで働く不気味な女たち。深夜に走るお化け電車と女の人生。集落の祭りの夜に現れる予言者。転生を繰り返す女が垣間見た数奇な琉球の歴史。美しい海と島々を擁する沖縄が、しだいに“異界”へと変容してゆく。7つの奇妙な短篇を収録。
『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』を改題し文庫化。
『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』を改題し文庫化。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「月夜の島渡り」感想・レビュー
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沖縄を舞台にした7つの物語。幻想的なのにリアルさもある独特の雰囲気は健在。それに加えて、琉球の陽気さと哀しさが同居した気質と風土の匂いが混ざり合ったような、濃厚な短編集…気が付くと南国の湿気に包まれて …続きを読む2018年02月13日230人がナイス!しています
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恒川さんの作品を読むたびに必ず毎回感じるのですが、どうしてこんな不思議で素晴らしい世界の話をさりげなく、サラッと書くことができるのか、ひたすら敬服します。今作は舞台を「沖縄」にて繰り広げられるホラー& …続きを読む2015年01月14日221人がナイス!しています
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沖縄で起こる怪異7編からなる短編集。恒川光太郎さんの筆により、淡い幻想が紡がれる。白眉はラストの「私はフーイー」か。とある島から流れ着いたフーイーは輪廻転生し三度生を受ける。残る今までの生の記憶。家族 …続きを読む2017年08月20日168人がナイス!しています