- 著者 花輪 和一
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年12月25日
- 判型:
- A5判
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784041024355
呪詛
- 著者 花輪 和一
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年12月25日
- 判型:
- A5判
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784041024355
怒り、恨み、妬み、裏切り――決して拭いきれない人間の情念!
嗚呼、私だけが地獄の日々。家に代々伝わる打掛に魂が宿り、人間に生まれ変わるために虫は身を清め、幼子を亡くした母は尼僧にすがる。生に執着し隣人を憎む人々の、欲にまみれた魂は救済されるのか? 10年間の連載に書き下ろしを加えて一冊に収めた、果てしなく奇妙で眩いほどに神々しい珠玉の短篇集。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「呪詛」感想・レビュー
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素晴らしい。また今回も心が洗われるようだった。何度も読み返したいとは思わないが、読んでいる間はどんな種類の痛みであれ、麻痺させることができるのでは。柊鰯のような漫画。2015年02月05日34人がナイス!しています
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ああっ、呪いと救済への渇望と諦念にも似た笑いに満ちた花輪さんの観念世界を読むことができるなんて。ありがたいありがたい。「呪詛仏」「蛆虫仏」の二作がとりわけ濃厚。2015年01月10日7人がナイス!しています
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昔の花輪作品は、グロいばかりで救いがなかったけれど、ある時を境に何か心が浄化される様な作風になった。この作品も人の醜さのようなものを描いているが、不思議と読後感が爽やかで、何となくおかしみさえ湧いてく …続きを読む2018年01月08日4人がナイス!しています