原爆と戦った特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊(レ)の救援作戦

原爆と戦った特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊(レ)の救援作戦

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年07月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041024065

原爆と戦った特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊(レ)の救援作戦

  • 著者 豊田 正義
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年07月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041024065

『妻と飛んだ特攻兵』の著者が特攻秘話を再び発掘する。慟哭と感涙の実話!

マルレ。ベニヤ板製の水上艇で特攻した部隊。秘密部隊ゆえに戦果は秘され、原爆投下直後の広島を救援に奔走した行為は忘れられ、被爆者として戦い続けた歴史は消えようとしている…。彼らの魂を殺してはならない!! マルレ。ベニヤ板製の水上艇で特攻した部隊。秘密部隊ゆえに戦果は秘され、原爆投下直後の広島を救援に奔走した行為は忘れられ、被爆者として戦い続けた歴史は消えようとしている…。彼らの魂を殺してはならない!!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「原爆と戦った特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊(レ)の救援作戦」感想・レビュー
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  • 陸軍の水上特攻艇「四式肉迫攻撃艇」、暗号「○レ」。実態はベニヤ板で造られたモーターボートに250㎏爆雷を搭載したもの。○レ専門部隊「陸軍海上挺進戦隊」は江田島に訓練基地を置き、十代後半の少年兵たちを戦場に 陸軍の水上特攻艇「四式肉迫攻撃艇」、暗号「○レ」。実態はベニヤ板で造られたモーターボートに250㎏爆雷を搭載したもの。○レ専門部隊「陸軍海上挺進戦隊」は江田島に訓練基地を置き、十代後半の少年兵たちを戦場に送り込んだ。フィリピンへ、沖縄へ。○レは技術者達の人命を救いたいという望みで、生還が期待出来る兵器であった。しかし特攻は生還が許されず、技術者の望みも無となる。東条英機の発言「日本の長所は皆が生命がけであり、死ぬことを何とも思はぬことである」。ここから特攻が広がる。あまりに人命を軽視した発言に唖然とした。 …続きを読む
    yoshida
    2018年01月21日
    132人がナイス!しています
  • 特攻隊と聞くと、飛行機のイメージが強い。大々的に戦意高揚の為、神風、軍神にしたてあげた為、しかし、特攻は空ばかりではない。伏龍、回天など海の特攻も有ることが埋もれている。そんなの特攻の一つに○レが有っ 特攻隊と聞くと、飛行機のイメージが強い。大々的に戦意高揚の為、神風、軍神にしたてあげた為、しかし、特攻は空ばかりではない。伏龍、回天など海の特攻も有ることが埋もれている。そんなの特攻の一つに○レが有った。話の2/3は体験者の○レについて…毎回…思うのだけど…物量に敵わない的に肉弾でって…日本人は無限にいるのか?そこは感じないのか?と…兵士不足で10代の若者を特攻要員として召集する…未来を担う若者をどーして捨て駒に使えたのか…本当に分からない…飛行機での特攻に失敗したら、「今度は、ちゃんと死んでこい!」 …続きを読む
    り こ む ん
    2017年08月07日
    41人がナイス!しています
  • 水上特攻艇『マルレ(レに◯)』。海軍『震洋』に似ているが、こちらは旋回して逃げることを考え設計された。けれど求められたのは“一兵一輌”のほかならない。冷めた戦争観を持ち、生きて帰りたいと強く思っていたの 水上特攻艇『マルレ(レに◯)』。海軍『震洋』に似ているが、こちらは旋回して逃げることを考え設計された。けれど求められたのは“一兵一輌”のほかならない。冷めた戦争観を持ち、生きて帰りたいと強く思っていたのが、これが兵器?というようなベニヤのボートを目の当たりにして、どんな気持ちだっただろうと思う。結局目的を果たせなかった彼らが赴任することになったのが広島。原爆投下から30分程で船舶司令官の即断で、民間人救助と消火作業を始めた。救助側の証言を読むのは初めてだが、目の前で次々と死んでいく様子が突き刺さり、 …続きを読む
    かいゆう
    2015年11月19日
    33人がナイス!しています

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