少年兵はなぜ故郷に火を放ったのか 沖縄護郷隊の戦い

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年05月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784046533432

少年兵はなぜ故郷に火を放ったのか 沖縄護郷隊の戦い

  • 著者 宮本 雅史
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年05月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784046533432

僕らは故郷を守りたかった。沖縄戦の知られざるゲリラ部隊の戦いをえがく。

第2次大戦末期、沖縄北部地上戦を戦った知られざる少年秘密部隊、護郷隊。陸軍中野学校出身者の指揮の下、米軍侵攻を撹乱するため生まれ育った村を焼き払い、学校を破壊した少年兵たちの胸に去来した悲しみを描く。 第2次大戦末期、沖縄北部地上戦を戦った知られざる少年秘密部隊、護郷隊。陸軍中野学校出身者の指揮の下、米軍侵攻を撹乱するため生まれ育った村を焼き払い、学校を破壊した少年兵たちの胸に去来した悲しみを描く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「少年兵はなぜ故郷に火を放ったのか 沖縄護郷隊の戦い」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 今の自分よりも半分程度しか生きていない少年たちが国や故郷を守るために銃や竹やりを持って戦った。物量でけた違いに不利である中、自分たちの故郷を信じて戦った姿は現代を生きる我々の想像を絶する。少年らしさは 今の自分よりも半分程度しか生きていない少年たちが国や故郷を守るために銃や竹やりを持って戦った。物量でけた違いに不利である中、自分たちの故郷を信じて戦った姿は現代を生きる我々の想像を絶する。少年らしさは最初には感じたが、戦争を通じて大人になっていく姿は複雑である。現代人と当時の人たちでは生きる規範も使命感も何もかも違い、敗戦を間に断絶を感じる。ただ、私はないものねだりだからか、戦前の人たちに憧れを感じてしまう。 …続きを読む
    takam
    2020年08月04日
    19人がナイス!しています
  • 護郷隊の事もこの本の存在も知らなかったのだが、たまたま立ち寄った書店で吸い寄せられるように目に止まった。映画『スターリングラード』では前線に送られる新兵に銃が二人につき一丁しか支給されなかったのに対し 護郷隊の事もこの本の存在も知らなかったのだが、たまたま立ち寄った書店で吸い寄せられるように目に止まった。映画『スターリングラード』では前線に送られる新兵に銃が二人につき一丁しか支給されなかったのに対し、沖縄ではそれより遥かに劣悪な条件の下、十代半ばの少年たちがただ故郷を守りたい一心でゲリラ活動に身を捧げたが、当然、まともな成果などあがるはずもなかった。「故郷を戦場にしてはいけない」……もっともだ。では、外国(敵地)なら存分に暴れてよいという話でもないだろう。 …続きを読む
    活字スキー
    2015年09月01日
    19人がナイス!しています
  • 8月は戦争に関する本を読もうと思って手に取った。タイトル、少年兵が、戦後に精神を病んでしまい、火を放ったのかと思ったが、そうではなかった。沖縄を守るために兵士になった少年たちは、米軍の拠点になっていた 8月は戦争に関する本を読もうと思って手に取った。タイトル、少年兵が、戦後に精神を病んでしまい、火を放ったのかと思ったが、そうではなかった。沖縄を守るために兵士になった少年たちは、米軍の拠点になっていた場所を焼き払えという命令により、自らの故郷に火を放つことになる。これが、タイトルの意味。あどけなかった少年たちを、戦争は変えてしまう。故郷を戦場にしてはいけない。戦争は、してはいけない。 …続きを読む
    さく
    2024年08月25日
    17人がナイス!しています

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