- 著者 谷崎 潤一郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年09月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 192
- ISBN:
- 9784044094713
陰翳礼讃
- 著者 谷崎 潤一郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年09月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 192
- ISBN:
- 9784044094713
まあどういうぐあいになるか、試しに電灯を消してみることだ――。
日本に西洋文明の波が押し寄せる中、谷崎は陰翳によって生かされる美しさこそ「日本の美」であると説いた。建築を学ぶ者のバイブルとして世界中で読み継がれる表題作に加え、日本の風情をユーモアたっぷりに書く「廁のいろいろ」、言葉の問題をテーマにとった「現代口語文の欠点について」など8編を厳選収録。日々の暮らしの中にある住居、衣服、言葉などをあらためて見つめ、日本文化を問いなおす随筆集。解説・井上章一
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
陰翳礼讃
現代口語文の欠点について
懶惰の説
客ぎらい
ねこ
半袖ものがたり
廁のいろいろ
旅のいろいろ
注解
解説 井上章一
現代口語文の欠点について
懶惰の説
客ぎらい
ねこ
半袖ものがたり
廁のいろいろ
旅のいろいろ
注解
解説 井上章一
「陰翳礼讃」感想・レビュー
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陰翳に対しおそれとともに美を感じ、敬意を払ってきた日本古来からの美学を世にも美しい文章で語る随筆集。どの時代も新しいものの便利さに喜びを感じながらもそれによって失われた親しみのある不便さを惜しんでぶつ …続きを読む2018年05月28日124人がナイス!しています
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日本文化を問い直す随筆集ですが、憂いていることは時代が変わっても普遍なのだなと思わされました。日本の美、そこにほの暗さのある美しさを愛した人はどれだけいるでしょうか。美に対する執着心を強く感じました。2016年02月24日86人がナイス!しています
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安易に日本文化を考えるシリーズ第二弾。断然、『茶の本』よりも刺激的でした。西欧が明るくて日本が陰だなんてそんな単純なもんじゃねえぞ、という井上章一の解説は、まさにその通りなんですが、それが野暮に聞こえ …続きを読む2023年01月04日72人がナイス!しています