歌集 流木 角川短歌叢書

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年10月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
240
ISBN:
9784046217639

歌集 流木 角川短歌叢書

  • 著者 高野 公彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年10月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
240
ISBN:
9784046217639

トラークルの詩より学びきにんげんは死の海に浮く小さき流木

平成22年から同24年までの作品のなかから約570首をおさめた第14歌集。初学のころから貫かれている「命と時間」をテーマにした短歌は不変であり、自在な境地を31文字に詠みこむ。 平成22年から同24年までの作品のなかから約570首をおさめた第14歌集。初学のころから貫かれている「命と時間」をテーマにした短歌は不変であり、自在な境地を31文字に詠みこむ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「歌集 流木 角川短歌叢書」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 今読んでいる「明月記を読む」がすごくいいので、その著者の歌集を読みたくなった。明月記と定家に繋がる一首「歌びとを金属の鋭き光もて 剖き評せし隠岐配流びと」自分の好きなのは「この星にわれがゐること やが 今読んでいる「明月記を読む」がすごくいいので、その著者の歌集を読みたくなった。明月記と定家に繋がる一首「歌びとを金属の鋭き光もて 剖き評せし隠岐配流びと」自分の好きなのは「この星にわれがゐること やがてゐなくなること 夜の遠い風音」もっと読みたい。 …続きを読む
    chisarunn
    2022年03月31日
    7人がナイス!しています
  • ----「閖上(ゆりあげ)の瓦礫のなかに陽は射して香水減らぬ香水の瓶」----- 東日本大震災で津波の被害にあった、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)を歌った歌。瓦礫のなかにひっそりとある、宝物のような美しい小瓶に宿 ----「閖上(ゆりあげ)の瓦礫のなかに陽は射して香水減らぬ香水の瓶」----- 東日本大震災で津波の被害にあった、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)を歌った歌。瓦礫のなかにひっそりとある、宝物のような美しい小瓶に宿る確かにそこにあった生命がうばわれた喪失感と、どうしようもない悲しさ。あの日たくさんの香水の瓶が、遺品になってしまったのだ。 …続きを読む
    nao1
    1970年01月01日
    7人がナイス!しています

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