- 著者 神津 朝夫
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年01月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784044080099
千利休の「わび」とはなにか
- 著者 神津 朝夫
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年01月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784044080099
利休は紹鴎の弟子ではなかった! 茶道史の通説に見直しを迫る先鋭的な論考
千利休の師は通説にいう武野紹鴎ではなく、辻玄哉であり、そもそも紹鴎はわび茶を行っていなかった――『山上宗二記』によって利休の事跡を丹念に探り、『南方録』起源の通説の虚構を排することで浮かび上がってきたのは、この新事実だった。利休が大成した脱俗のわび茶は、自身が若い頃から貫いてきた「運び点前」によることを初めて明らかにし、新たな利休像を提示するとともに茶の湯文化史を大きく塗り替えた衝撃の書。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
第一章 虚構のなかの利休
1 はじめに
2 『南方録』と『山上宗二記』
第二章 辻玄哉の弟子だった利休
1 武野紹鴎と「わび」
2 利休の師はだれか
3 抹殺された辻玄哉
第三章 誤解されていた利休の茶の湯
1 利休茶会の記録
2 運び点前の創案
3 利休と唐物
第四章 茶室待庵はなぜつくられたか
1 利休以前の茶室
2 待庵と利休
第五章 利休にとっての茶祖珠光
1 珠光の実像
2 珠光と利休
主要参考文献
あとがき
文庫版あとがき
1 はじめに
2 『南方録』と『山上宗二記』
第二章 辻玄哉の弟子だった利休
1 武野紹鴎と「わび」
2 利休の師はだれか
3 抹殺された辻玄哉
第三章 誤解されていた利休の茶の湯
1 利休茶会の記録
2 運び点前の創案
3 利休と唐物
第四章 茶室待庵はなぜつくられたか
1 利休以前の茶室
2 待庵と利休
第五章 利休にとっての茶祖珠光
1 珠光の実像
2 珠光と利休
主要参考文献
あとがき
文庫版あとがき
「千利休の「わび」とはなにか」感想・レビュー
-
2005年刊、14年文庫化。茶道史で語られる将軍の茶→珠光→紹鷗→利休という系譜に疑問を呈し、紹鷗と利休の異質性を指摘、辻玄哉という忘れられた真の師匠を浮き彫りにします。現代の茶道の在り方から遡及しがちな茶道 …続きを読む2022年05月31日6人がナイス!しています
-
「侘数寄」とは、本来経済的に貧しい茶人という意味、そうか、そこを利休はやりたかったんだ、胸の覚悟、作分(新たな発想)、手柄(点前の見事さ)によって新しい茶の湯を作り出すもの、それが「侘数寄」なんだと。 …続きを読む2015年02月23日6人がナイス!しています
-
かなり遅ればせながら読んでいろいろとスッキリしました。茶道関係は古い定番本で色々と読んでたつもりだったけど『南方録』とか紹鴎については「と、いわれている」でなんとなく信じちゃってたけど間違ってたみたい …続きを読む2023年04月28日3人がナイス!しています