- 著者 西沢 淳男
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年05月23日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784044092207
代官の日常生活 江戸の中間管理職
- 著者 西沢 淳男
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年05月23日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784044092207
江戸幕府のキーマン 代官の虚像と実像に迫る!
商人から賄賂を受け取り、過重な年貢を強いる――時代劇などで悪の権化のように描かれ続けてきた「代官」。しかしその実態は、部下の不始末に悩まされ、頻繁な転勤や多額の借金に苦労しながらも、全国400万石におよぶ幕府直轄領(天領)の徴税システムを支えた「江戸の中間管理職」であった。1200人を超える江戸幕府の代官たちの経歴を丹念に調査。悲喜こもごもの実態を通して、幕府という組織の本当の姿を照らし出す。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
序章 代官の虚像と実像
第一章 「代官」という仕事
1 地方と公事方──代官の基本業務
2 幕府官僚社会のなかの代官
3 布衣をめざす代官
4 代官に就職するということ
5 ノンキャリアから勘定奉行へ
6 世襲をする代官
第二章 代官から見た幕政改革
1 江戸幕府成立と代官
2 将軍綱吉期の「賞罰厳明」策
3 享保の改革
4 寛政の改革
5 天保の改革
6 代官たちの明治維新
第三章 代官の転勤人生
1 奉職と赴任
2 赴任の旅
3 陣屋での暮らし
第四章 江戸の代官
1 江戸の勤務形態
2 交遊する代官たち
3 代官の経済
第五章 代官たちの危機管理
1 下僚に悩まされる代官
2 大地震が発生したとき
3 転勤拒否
終章 したたかな百姓と代官
参考・引用文献
あとがき
文庫版あとがき
第一章 「代官」という仕事
1 地方と公事方──代官の基本業務
2 幕府官僚社会のなかの代官
3 布衣をめざす代官
4 代官に就職するということ
5 ノンキャリアから勘定奉行へ
6 世襲をする代官
第二章 代官から見た幕政改革
1 江戸幕府成立と代官
2 将軍綱吉期の「賞罰厳明」策
3 享保の改革
4 寛政の改革
5 天保の改革
6 代官たちの明治維新
第三章 代官の転勤人生
1 奉職と赴任
2 赴任の旅
3 陣屋での暮らし
第四章 江戸の代官
1 江戸の勤務形態
2 交遊する代官たち
3 代官の経済
第五章 代官たちの危機管理
1 下僚に悩まされる代官
2 大地震が発生したとき
3 転勤拒否
終章 したたかな百姓と代官
参考・引用文献
あとがき
文庫版あとがき
「代官の日常生活 江戸の中間管理職」感想・レビュー
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代官といえば悪代官のイメージ。実はそうでもないよ、という本。良い意味でも悪い意味でも中間管理職的な官僚。そのため、個人としては多く情報が残っていないが、行政文書はあるので、数や在任期間や分布など、いろ …続きを読む2025年02月06日9人がナイス!しています
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149-10-20191224 なるほどね。現代における官僚組織が封建的なのも頷ける。ただ、交通費などは、代官が自腹だったものを公費にしてきた歴史というものが判り、いまの公務員は恵まれているなと思う。もう少し、官僚組 …続きを読む2019年12月24日6人がナイス!しています
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代官は各地の幕僚から税を取るために作られた。初期は技術者が中心で世襲が多かったが官僚化されていった。年に1度村々を回って年貢額を決める検見がメインで、他の時期は仕事が少ない。関東の代官は江戸詰だったが …続きを読む2024年01月10日5人がナイス!しています