- 著者 五木 寛之
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年02月10日
- 判型:
- 新書判
- 商品形態:
- 新書
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041021910
デラシネの時代
- 著者 五木 寛之
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年02月10日
- 判型:
- 新書判
- 商品形態:
- 新書
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041021910
「漂流者(デラシネ)の自覚」が、不安の時代を生き抜く力になる。
「デラシネ」という言葉は「故郷を捨てた人々」として否定的に語られてきた。
だが、社会に根差していた当たり前が日々変わる時代に生きる私たちに必要なのは、
自らを「デラシネ」――根なし草として社会に漂流する存在である――と自覚することではないか。
『大河の一滴』『下山の思想』など、大きな時代の変化のなかでどう生きるかを考え続けてきた作家が、
自らの朝鮮半島からの引き揚げ体験を引きながら、絶対的なものが融解する時代を生き抜くヒントを提示する。
五木流生き方の原点にして集大成。
<目次>
第一章 難民の原体験
第二章 「新国家主義」と越境者
第三章 デラシネの思想
第四章 異端の意義
第五章 揺れてこそ人間
第六章 動的な人間観
第七章 直観を信じる
第八章 「病む力」を育む
第九章 時には涙を流す
第十章 愁いの効用
だが、社会に根差していた当たり前が日々変わる時代に生きる私たちに必要なのは、
自らを「デラシネ」――根なし草として社会に漂流する存在である――と自覚することではないか。
『大河の一滴』『下山の思想』など、大きな時代の変化のなかでどう生きるかを考え続けてきた作家が、
自らの朝鮮半島からの引き揚げ体験を引きながら、絶対的なものが融解する時代を生き抜くヒントを提示する。
五木流生き方の原点にして集大成。
<目次>
第一章 難民の原体験
第二章 「新国家主義」と越境者
第三章 デラシネの思想
第四章 異端の意義
第五章 揺れてこそ人間
第六章 動的な人間観
第七章 直観を信じる
第八章 「病む力」を育む
第九章 時には涙を流す
第十章 愁いの効用
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「デラシネの時代」感想・レビュー
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五木寛之は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書で、『デラシネ』という言葉を初めて知りました。日本だけなく、世界中がデラシネの時代なんですね。著者も86歳、親鸞の域に達しているのかも知れません。 …続きを読む2018年03月31日115人がナイス!しています
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著者が戦後北朝鮮からの引き揚げ難民だったことも踏まえてのエッセイ。デラシネという言葉、フランス語で「根無し草」「流れ者」の意味でモーリス・バレルがフランスのナショナリズムの視点から「根無し草」の難民を …続きを読む2018年07月02日14人がナイス!しています
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戦後生まれの作家に不可能な体験をした五木。ピョンヤンから38度線を越えて福岡に辿り着いた体験は、後年五木をデラシネ(漂流者)にこだわらせた。宗教対立によるデラシネの事例として、ロシア正教から破門された …続きを読む2018年05月23日5人がナイス!しています