新しいタイプの警察小説の誕生! ホラー大賞読者賞受賞!
謎の連続自殺事件。被害者は、かつて自分が犯した殺人事件と同じ手口で死んでいく。事件を追う新人刑事・藤堂比奈子が出会ったおぞましい真実とは!? ホラー大賞読者賞受賞!
謎の連続自殺事件。被害者は、かつて自分が犯した殺人事件と同じ手口で死んでいく。事件を追う新人刑事・藤堂比奈子が出会ったおぞましい真実とは!? ホラー大賞読者賞受賞!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 が含まれている特集
「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
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気になっていたけれど、長いシリーズなので今までは敬遠。完結したようなので読んでみた。「新しいタイプの警察小説」という売り込みがされており、たしかにカテゴライズしにくい、悪くいえば、どこに位置付けても中
気になっていたけれど、長いシリーズなので今までは敬遠。完結したようなので読んでみた。「新しいタイプの警察小説」という売り込みがされており、たしかにカテゴライズしにくい、悪くいえば、どこに位置付けても中途半端になる内容。ミステリとしても警察小説としても、殺害方法はあり得ないし、捜査描写も疑問だらけ。サイコサスペンスとしてもディティールは甘々。ホラー大賞を受賞したらしいが、決してホラーではないという。それらが合わさって奇跡的に競合作のない、独自の地点に収まって好評を博した感じか。もう何作か読んでみる予定。
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妙に義務感に駆られること無く、闇を負ってるわけでもない、のほほんとした主人公に好感。このジャンルは、主人公にレイプや虐待などうんざりするような悲惨な過去が無ければならないという、固定観念にとらわれた作
妙に義務感に駆られること無く、闇を負ってるわけでもない、のほほんとした主人公に好感。このジャンルは、主人公にレイプや虐待などうんざりするような悲惨な過去が無ければならないという、固定観念にとらわれた作品が多い。でも本書、主人公がほっこりしている。格闘技や銃器に長けたスーパーヒロインでもなく、普通に体型を気にするが特に目を引く美人でもない。題名は怖そうだが、内容は怖く無い。人は凄惨な死体など物理的実体が怖いのではなく、怨念や執念など心を恐れるのだろう。本作品の犯人には怨念が無い。
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内藤了さんのデビュー作で藤堂比奈子シリーズの1冊目です。ホラー文庫からの出版ですが読み終えた私の印象は幻想風味の犯罪医学ミステリーで例えが古いですが円谷プロの名作ドラマ「怪奇大作戦」をもっと緻密にミス
内藤了さんのデビュー作で藤堂比奈子シリーズの1冊目です。ホラー文庫からの出版ですが読み終えた私の印象は幻想風味の犯罪医学ミステリーで例えが古いですが円谷プロの名作ドラマ「怪奇大作戦」をもっと緻密にミステリ仕立てにした刑事ドラマサスペンスといった感じですね。まあ本格ミステリの犯人当てではなくアバウトですが、著者はよく考えた巧妙な筋立てにしていると思います。唯あまりにも複雑過ぎて読んですぐに内容を忘れそうな危険性がありますね。でも人間が持つ残虐性はショッキングな犯行シーンによってしっかりと印象付けられますね。
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