- 著者 大岡 敏昭
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年11月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784044092177
武士の絵日記 幕末の暮らしと住まいの風景
- 著者 大岡 敏昭
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2014年11月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784044092177
『石城日記』で読み解く幕末日本の武士の暮らしと住まい
幕末の暮らしを忍おし藩の下級武士が描いた『石城日記』。家族や友人、寺の和尚や料亭の女将たちと仲睦まじく交わり、書を読んで歌を唄い、食や酒を大いに楽しむ。家族団欒、褌一丁での読書、素人歌舞伎などの描写は、飄々とした作者の人柄がにじみ出ており、思わず吹き出すような滑稽味にも溢れている。封建的で厳格な武士社会のイメージを覆し、貧しくも心豊かな人生を謳歌した下級武士たちの、真の日常生活がわかる貴重な記録。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
まえがき
一 石城の七日間
二 石城たちが暮らした城下町
三 自宅の風景
四 下級武士の友人宅の風景
五 中級武士の友人宅の風景
六 中下級武士の住まい
七 寺の風景
八 酒店と料亭の風景
九 世相と時代
十 ふたたび自宅の風景
あとがき
一 石城の七日間
二 石城たちが暮らした城下町
三 自宅の風景
四 下級武士の友人宅の風景
五 中級武士の友人宅の風景
六 中下級武士の住まい
七 寺の風景
八 酒店と料亭の風景
九 世相と時代
十 ふたたび自宅の風景
あとがき
「武士の絵日記 幕末の暮らしと住まいの風景」感想・レビュー
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幕末の下級武士の暮らしを記した「石城日記」。「石城日記」は絵日記であり、当時の暮らしを視覚でも楽しめる。また本作品の作者の大岡敏昭さんの解説で読みやすい。これは良作。藩政に意見し家禄を大幅に削られた石 …続きを読む2020年10月15日126人がナイス!しています
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幕末忍藩の下級武士石城が描いた絵日記を再構成した作品。貧すれども鈍せず、足るを知るを地で行く武士だが、和尚や町人も多数登場し、幕末の一般的な暮らしの理解に資する。住宅に詳しい歴史家の著者らしく、絵日記 …続きを読む2024年08月06日45人がナイス!しています
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これ程純粋に実際の武士の生活を、しかも絵付で残している物は貴重。幕末忍城下に下級武士として生きた石城氏の日常の記録。元々プロ並の絵の腕前の彼が描いた人物は、みな観音様のような優しい顔で愛おしい。食べ物 …続きを読む2021年10月30日33人がナイス!しています