棄霊島 上

棄霊島 上

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年03月25日
判型:
文庫判
ページ数:
368
ISBN:
9784041020593
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棄霊島 上

  • 著者 内田 康夫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年03月25日
判型:
文庫判
ページ数:
368
ISBN:
9784041020593

浅見光彦、100事件目は壮大な「巨悪」に挑む!

九州へと向かうフェリーで、光彦と出会った元刑事の後口が、静岡の御前崎の海岸で死体となって発見された。彼は三十年前に長崎・軍艦島で起きた連続変死事件を追っていた。光彦は、後口の足跡を辿るが――。 九州へと向かうフェリーで、光彦と出会った元刑事の後口が、静岡の御前崎の海岸で死体となって発見された。彼は三十年前に長崎・軍艦島で起きた連続変死事件を追っていた。光彦は、後口の足跡を辿るが――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「棄霊島 上」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 内田康夫さん初読み。テレビドラマで人気の浅見光彦シリーズもまともに見たことはなかったけど、いざ読んでみるとなかなか面白い。本作は、長崎の五島列島と軍艦島が舞台で、シリーズ100作目(!)となる区切りの作品と 内田康夫さん初読み。テレビドラマで人気の浅見光彦シリーズもまともに見たことはなかったけど、いざ読んでみるとなかなか面白い。本作は、長崎の五島列島と軍艦島が舞台で、シリーズ100作目(!)となる区切りの作品とのこと。光彦が取材で訪れた五島列島で出会った元刑事の謎の死と、30数年前に軍艦島で起きたある出来事。軍艦島の歴史的な背景や、事件に絡む政治家の社会的な背景が興味深い。光彦が訪れる土地の情景がとても魅力的で、無性に行ってみたくなる。一連の事件の構図は見えてきたが、光彦はどう解決へと導くのか。下巻へ。 …続きを読む
    のびすけ
    2023年08月25日
    25人がナイス!しています
  • 超お久しぶりの浅見光彦、こんなに惚れっぽかったっけ?五島列島へ取材に向かうためのフェリー(直江津から^^;)で元刑事・後口と知り合い、意気投合した光彦。しかしその後口が御前崎で死体となって発見される。静か 超お久しぶりの浅見光彦、こんなに惚れっぽかったっけ?五島列島へ取材に向かうためのフェリー(直江津から^^;)で元刑事・後口と知り合い、意気投合した光彦。しかしその後口が御前崎で死体となって発見される。静かな悲嘆と怒りに燃える光彦は、後口が三十年前に軍艦島で起きた連続変死事件を気にかけていたことを思い出す。調査するうちに浮かび上がってくる総理の私的顧問の影。彼が関わった、終戦前と閉山前の軍艦島で一体何があったのか。犯人も裏の事情もあらかた上巻で解けてると思うけど、下巻持たすにはまだ死体が転がるのかな。 …続きを読む
    二分五厘
    2025年02月07日
    19人がナイス!しています
  • プロローグを読み返して、最初に30年前の被害者が出てきていることに気付きました。内田氏のお話はたいていプロローグから始まります。何の意味があるのかわからないプロローグもありますがこの本では結構意味があり プロローグを読み返して、最初に30年前の被害者が出てきていることに気付きました。内田氏のお話はたいていプロローグから始まります。何の意味があるのかわからないプロローグもありますがこの本では結構意味がありました。で、現代の被害者と光彦が知り合うわけですが、事件が起こるまでのスピードが遅い。何の話じゃこりゃ。みたいな。長崎旅行記かいな。と思いましたが、事件が起きてからは結構面白い。棄教とかね。遠藤周作氏の沈黙とか思い出してワクワクしていましたが、上巻終りの方で、何だそんな普通の事だったんだとがっかり。 …続きを読む
    嘉月堂
    2020年04月06日
    10人がナイス!しています

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